ゴリラのシート
長距離行くたびに悩まされるシートの不具合。
スポンジが薄くて、すぐにお尻が痛くなってしまいます。
長時間乗っていると、
お尻の山から骨が出ているのではないか?と思うほど。
路肩にバイクを停めて、パンツ脱いでお尻の骨が出てないか確認した事もあります。
再生前のゴリラのシートは切れていて、スポンジも死んでいたのでシートベースだけ使って再生します。
20年近く放置プレイだった車体ですが、日本のバイクは意外と丈夫。
シートベースは一見サビサビですが、錆びは表面だけなのでまだまだ再生可能です。


サビ取り自体は、ガソリンタンク・クリーナーの中に漬けちゃうか、ブラストかけちゃえばすぐに終わるのですが、今回は手作業で進めます。
1本80円の真鍮ブラシで大まかにサビを掃って、錆びが深いところはペーパーをあてます。
CRC-556+耐水ペーパーでシコシコと錆びを落とします。
昔はこのやり方しか知りませんでしたので、懐かしい感じがします。
この作業がとても面倒なのですが、作業が始まってしまえばそれなりに楽しいのです。
やり始めるまでが面倒(笑 (;^ω^A
今回は車の足回り、下回りのサビ取りと同じ手法をとります。
錆びは、サビ自体を他のものに置換してしまう便利な薬品もあるので、
後から塗るサビ止め塗料と相性のいいものを使ってサビを落とす方が速いし楽です。
サビを落としたら、その上からサビ止め塗料を塗るのですが、今回はハケ塗りで塗ります。
足回りや下回りは、スプレーで塗るよりもハケ塗りした方が確実に塗装が乗ると教わりました。
今では化学も進化して、大変強固な塗料が開発されています。
(一般的な塗料ではありません。でも粉体塗装より遥かに強固な塗膜)
筆塗り(ハケ塗り)の利点は、入り組んだ奥の箇所にも、きちんと確実に塗料を塗る事が出来ることです。
今回の場合は、防錆塗料を塗る(乗せる)感じになります。
ハケ塗りは、ハケ目(筆の跡)を残さないで塗っていくのがとても難しいのです。
ペンキ職人さんは、ハケで塗ってもハケ目を残しません。
簡単そうな作業に見えても、実は奥が深い職人さんの世界です。
ワタシの仕事↓シロウトらしく雑な仕上がり(///∇//)

今回の座面に使うウレタンスポンジですが、最後までどうしようか悩みました。
発砲ウレタンでシートを作るか、市販のウレタン・スポンジシートを使ってシートを作るか。
業者さんにシートベースを持ち込んで、スポンジ盛ってもらって表皮を張り替えると1万7千円から2万5千円ほど。
使うスポンジの種類、表皮のデザインによって値段は上下しますが、発砲ウレタン整形シートなんかだと、もっともっと高くなるみたいです。
今回は自作シートなので、作りやすい市販のウレタン・スポンジシートを使ってシートを製作する事にしました。
いろいろ調べて、
ソファーに使われているスポンジから低反発ウレタンスポンジシートまでを、取り扱って小売しているお店をチョイス。
スポンジ専門店ソフトプレン(楽天市場で検索)
そのお店から購入しました。
・高弾性スポンジ【厚み10mm】480mmx480mm【4枚入】 ¥1500円
・チップスポンジ【厚み10mm】480mmx480mm【4枚入】 ¥ 630円
( 送料 ¥ 630円)
スポンジのカットサイズはいろいろあるのですが、
ゴリラはシートが小さいので、このサイズ(480mmX 480mm)でOK.
厚みを10mmにしたのは、カットしたシートを重ねて行くことでシートの形を造形してゆくためです。
初めに、硬めのチップスポンジでシートのおおまかな形を作って台となるベースを作ってから、
高弾性スポンジを、いちばん加重のかかるお尻の部分に敷く計画。
まずはダンボールにシートベースの型を起こして、
その型を元にチップスポンジを切り出します。

一枚のシートから、2枚分切り出せます。

これを重ねてシートの形を作って行きます。
1センチの厚さのスポンジならば、少しづつ修正(誤魔化し)しながら重ねて造形出来ます。
これが2センチ、4センチの厚みがあるとそううまくは行きません。


シートベースにスポンジを重ねてシートらしい形になったら、
お尻の部分のチップスポンジを掘って(切り出して)、空いた部分に高弾性スポンジを敷きます。
(ここの部分の写真撮るの忘れました。すみません)o(TωT )
このチップスポンジを積層した状態でシートの表皮を張るとデコボコしてスッキリしないので、
スポンジシートで覆ってしまいます。(←・インチキ)
職人さんに頼むと、シワやデコボコの無い、スッキリとしたシートを作ってくれます。
造形したシートの形に表皮を縫って作ってくれるからです。
僕はシロウトなので、職人さんのようにシート表皮を縫う事が出来ません。
市販のシート表皮を買って、造形したシートと合わせるので、どうしても隙間が出来てしまいます。
その隙間を、こうやってスポンジを被せる事で目立たなくしようという魂胆。

意外といい感じにまとまりました。

雨水がシートに浸み込まないように、ビニールで覆います。

シート表皮を被せてゆきます。
このシート表皮は、スタンダードという業者さんが出しているゴリラ用のシート表皮。
後ろに“HONDA”のロゴはありませんが、お買い得だと思います。
スタンダード ゴリラ用 張替えシート皮(純正タイプ) ¥3570円
http://std-harikae.com/tejyun_h9.html
このページに↑詳しいシート皮の張り方が出ています。
僕も勉強になりました。

真ん中にテープを張っているのは、センター(中心線)を出しておきたかった為です。

こんな感じで張替え出来ました。

最後にアクセントで飾りピン(小タイプ)↓を打ち込んで完成

結構なアンコ盛りになったので、シートの座り心地はとてもいい感じになりました。
不具合を感じるようならまた、スポンジを変えてみます。
行き当たりばったりですが、長い目で見てやってくださいまし。
続く