朝が来るのが早いから

一日の始まりを迎えるのに気合いがいる

もっと眠っていたいのに

朝が来るのが早いから

一日の長さに怖れがある

 

今朝はなぜか やわらかい匂いがする

雨が降っているのに

空がゆっくり明るくなる

わたしのこころが晴れてきたのかな

 

ふゆはもうおしまい

はるがやってきたんだ

 

懐かしいひとに会いにいこう

わたしのこころを書いていこう

だって はるがきたんだから

 

 

 

 

もうすぐ梅雨がやってくる

今日の夕空がまぶしくて

佇んでしまう

 

纏わりつく 湿度の風を

吹き飛ばしてくれる

あなたの声

 

どこまでも突き抜けて

わたしのいのちに刺さり続ける

 

わたしの人生には 表したことのない語彙で

あなたの声を絶賛する

 

清々しく 無垢な愛を込めた

あなたの声を 

これからも慈しんでいく

 

そして 数多のひとびとへ

届け

 

凍てついた からだから

ふりしぼられる声

この手の中に

受け留めよう


発した熱を逃さぬように

あなたの全部が込められた

ことばをだいじに

受け留めよう


とげがあっても 刃があっても

ぼくが知っているあなたを信じて

ただ真っ直ぐに 受け留めよう

痛みなんか 感じない

真実(ほんとう)のあなたの ことばだから