大学受験時に提出する

調査書について

合否ギリギリだった場合には

多少関係してくるのかな?

くらいの感覚でいましたが

 

教育改革が進められる中

今後は調査書も重要視されてくる

可能性があるという話を耳にしました。

(あくまで噂レベルです)

 

教育改革の一環の中の

文部科学省が掲げる

「大学入学者選抜」の

学力を評価する方法として

 

①知識・技能

②思考力・判断力・表現力等

③主体性を持ち

  多様な人々と協働しつつ学習する態度 

 

と定義していて

③を把握する基準が

調査書ということになります。

 

この改革を基幹として

センター試験から共通テストへの

改革が行われたことを考えると

やはり調査書の重要性も

侮れないなと思ったりします。

 

もちろん

共通テスト&個別試験で

きちんと点数を取ることが

一番重要だと思いますが!!

 

 

実際に2021年度入試にも

調査書が試験内容に含まれている

大学がありました。

 

福井大学

信州大学

は試験内容に含むのみ、

 

愛媛大学

佐賀大学

長崎大学

に至っては点数化しています。

 

医学部入試においても

調査書重視の流れが来ている!?

…のかどうかはわかりませんが笑

 

私立大学にも

調査書の比重が大きい

大学がありますし

調査書がいいと

選択肢が広がることは間違いナシ。

推薦入試も視野に入れられますし。

 

 

ということで

では実際に調査書には

どんなことが書かれているのか?

を記してみようと思います。

 

娘は、

共通テスト後に出願をやめた

自治医科大学用提出用の調査書が

手元にあったので

本命の二次試験前に

二人で開けて覗いてみました笑

 

「こんなこと書いてくれているんだ~」

と、先生が意外に細かく色々と

記入してくれていたことに感激笑

 

…先生、これを

生徒数×各自受験する大学分

用意してくれるってことよねびっくり

大変な作業…頭が下がります。

 

学校毎に様式が違うのか?

その辺は明確にわかりませんが

多分、大まかな内容は

同じなのではないかなと思いますので

参考までに。

 

調査書に書かれていること

1.基本情報

2.各教科・科目等の学習の記録

3.各教科の学習成績の状況

4.学習成績総評

5.総合的な学習の時間の内容・評価

6.特別活動の記録

7.指導上参考となる諸事項

8.備考

9.出欠の記録

 

1.基本情報  

  氏名、性別、生年月日、

  現住所、入学年月&卒業見込み年月

  全日制、普通科、等
 
2.各教科・科目等の学習記録
  各科目の単位数と学年毎の5段階評価に
   よる成績。
   評定平均のみが記載されていると思っていた!
 
3.各教科の学習成績の状況
  各科目毎の評定平均と全体の評定平均。
   娘が学校からもらってくる成績表は
   10段階だったのですが、
   8・9・10→ 5.0 とのこと。
   おかげで、苦手と思われた保健体育も
   意外に良かった笑
 
4.学習成績概
   全体における自分の成績の表示
   A~Eに分類した場合に
   自分の成績はどこに分類されるのか。
   合計〇人で
 A:〇人、B:〇人…E:〇人
   そのうち、あなたの評価はA段階です、
   みたいな感じ。
 
5.総合的な学習の時間の内容・
   評価
 その授業における学年ごとの活動内容と
    (自分がやった論文の内容や
     進路探求のことに関する説明)
    それに関する評価というか、
    総評のようなことを文章で記載
 
6.特別活動の記録
  各学年毎に努めた役割を記載
   コーラス委員、保健委員、などの
   委員、教科係等。
   …2年連続で通年「保健委員」を務めていた
   ことに驚き笑 
   体育苦手だから、自分で意識して成績あげる
   ために頑張ったんだろうか?笑
 
7.指導上参考となる諸事項
 本人のことについて
 各学年ごとに、多分、その時の担任が
 書いてくれているのだと思います。
 極限まで「褒めまくって」くれている印象
 ①学習における特徴等
  例:1年時(娘の場合)
        高い思考力と理解力を持ち
           不断の努力を惜しまないため
           全ての教科で著しい成績を上げている

       …不断の努力を惜しまない、
      よく見てくれてる笑

 ②行動の特徴・特技など
      例: 1年時(娘の場合)
            常に笑顔を絶やさない
            明るい人柄である。
            さっぱりとした性格で
            自分の意見を明確に表現することが
            できる

         …え?別人ですか?笑
         自宅で見る娘のこととは思えない笑

   ③部活動・ボランティア活動・留学・
       海外経験等
    部活動のコンクールやコンテストの
       記録
 
   ④取得資格・検定等
       GTECや英検、数検、漢検など
 
   ⑤表彰・顕彰などの記録
       我が家の場合は「特になし」笑
 
   ⑥その他
       新体力テストの成績が載っていた。
 
8.備考
 ③の欄に書ききれない
 部活動の成績の詳細を記載
 特別な賞が取れていない大会の記録も
 全て載せてくれていた。
    (吹奏楽部の銀賞とかも)
 
9.出欠の記録
 *学年毎の授業日数
 *出席停止/忌引き等の日数
 *留学中の授業日数
 *出席しなければならない日数

 欠席日数・出席日数の備考欄には
 「欠席の理由」

 ここ!考えて連絡するべき!
 「体調不良」とかおおまかな理由より
 「発熱」とか具体的な方がいい気がします。
 娘は3年間で欠席は3日でした。
 私立の面接では欠席の理由など
   聞かれることも多いと聞いたので
 お休みする時はきちんとした理由を
 学校にお伝えして欠席すべきだな、と
   今更思いました。
 
 
この調査書で
本人がどんな様子で
高校生活を送ってきたのかが
何となく想像できて
選考する側としては
本人の人柄をイメージしやすいのかな、と
思いました。
 
面接時に
この調査書をもとにして
話が展開するような場合も
あるようですし
何もないよりは
何か打ち込んでいたものや
取り組んでいた活動があった方が
いいですよね、やはり。
 

大学受験は高校受験と違って
学校の成績なんて関係ない、と
思っていましたが
医学部はまたちょっと特殊ですね。

面接もそうですが、
本人の人柄や適正なども
多少考慮されるとなると
学校生活もただただ勉強していれば
いいってものでもない気がしてきて
ますます難関感が増します笑い泣き


知っていると
高校生活の過ごし方も
少し変わってくるかもしれませんので
ご参考までに。