国公立大学を目指す場合

まず、共通テストが

大きな山場になるかと思いますが

 

医学部に限らず

共通テストに失敗してしまって

志望校を変更せざるを得なくなり

悔しい思いをする人は

想像以上にたくさんいます。

 

そして

国公立医学部を目指す人にとっての

共通テストも

本当に失敗できない大事な試験!!

とてもとても重要です。

 

なぜなら

国公立医学部に行けなくなる

可能性が出てくるから。

 

しかも、我が家のように

私立医学部を受けられない場合は

医学部に入れなくなる

さらに言うと

浪人しない場合は

医師になることを諦めるしかない

という危険をはらんだ

恐怖の試験となります・・・笑い泣き

言い過ぎ?笑

 

 

共通テストが重要な理由

1.足切りに合うと受験できない

2.「国公立医学部」に合格できなくなる

 
1.足切りに合うと受験できない
  第一段階選抜(足切り)が行われる場合
   基準の点数に満たないと
   出願しても受験票が届きません。
   いくら二次で挽回しようと思っていても
   受験することすら
   できなくなってしまいます。
 
   出願前に危ないと判断して志望大学を
   変更すれば他の大学を受けられますが
   出願後に足切りに合ってしまうと
   ただでさえ前期後期の2回しかない
   貴重な国公立試験の機会である1回を
   失ってしまうことになります。
 
【第一段階選抜の種類】
  ①第一段階選抜は実施しない
  ②倍率が高い場合のみ実施される
  ③点数でラインが引かれている
  ④点数でラインを引いた中から
     倍率で区切られる
 
  大学によって足切り方法が違いますが
  ②の場合は、明確な基準がわからないので
  出願時に十分な注意が必要。
  (受けられなくなる危険性あり)
  ③④の場合も、ギリギリ超えている程度
  だと、もしも自己採点でミスしていた場合
  切られてしまう危険もあるので要注意。
 
  とにかく、自分の志望大学を「受験する」
  ためにも、共通テストである程度の点数を
  取ることがとても大事になってくると
  思います。
  計画的に一生懸命二次対策をしてきても
  足切りで受けられなくなったら水の泡。
 
  志望大学に第一段階選抜があるかどうか?
  実施される場合の基準なども事前に調べて
  まずは最低でもその点数を取れるように
  目標を設定しておくのがいいと思います。
 
 
 2.「国公立医学部」に合格
   できなくなる
  国公立医学部の
  共通テストボーダーラインは
  どこの大学もとても高いです。
 
  共通テストで目標達成ができなかった
  場合も、二次配点の比率が高い大学で
  あれば、十分に合格の可能性は
  ありますが
 
  二次配点比率が高い大学はほぼ難関大

  です。
  ボーダー得点率が低い大学の方が
  共通テストの配点比率が高いのが現実…
 
  共通テストの得点率が低いと
  志望校を変えても
「国公立医学部に合格する」ことが
  難しくなってしまいます。

 
【二次の配点比率が高い大学の例】
(2021年入試)
東大・京大   → 1:4
東北大     → 1:3.8
大阪大     → 1:3
千葉大     → 1:2.22
東京医科歯科大 → 1:2
名古屋大            → 1:1.83
北海道大    → 1:1.75
九州大     → 1:1.55 等
 

【配点比率が 共通テスト>二次 の例】
(2021年度入試)
旭川医科大、弘前大、秋田大、山形大
富山大、福井大、鳥取大、島根大、
山口大、徳島大、愛媛大、佐賀大、
宮崎大、琉球大 等
 
 
初の共通テストは
開始前の難化予想を裏切り
センター試験より
平均点が数点上がりましたが
 
理系に関しては
物理や化学が難しかったこともあり
最上位層が薄くなっていたそうで
少しだけボーダー得点率が下がりました。
(予備校で得点分布グラフを
 見せてもらいましたが
 800点を超えた人が例年に比べ
   とても少なかったそうです。)
 
それでも、80%を切ると
どこもなかなか難しい状況。
 
ご参考までに↓
★2021年共通テスト(前期日程)
 ボーダー得点率(2021.1月当時予想)
*東大→92%
*京大・東京医科歯科→90%
*阪大→89%
*旧帝・首都圏・関西圏→86〜88%
*その他→81〜86%
 
今年度の難易度がどのようになるか
わかりませんが
共通テストが
「国公立医学部合格」の
鍵をにぎっていることは
間違いないと思います。
 

しかし
共通テストので高い得点率を取るのは
そんなに簡単ではないアセアセ
 
例えば
最終的に9割以上を目標とすると
どの教科においても
数点のミスしか許されません。
 
苦手教科を得意教科で
多少カバーするとしても
1つでも「大失敗」したらアウトタラー
…なかなか、ハードル高め笑い泣き
 
 
逆に、共通テストが上手くいくと
メリットだらけ爆  笑
 
現役合格にこだわるのであれば
共通テスト配点が高い大学を選択して
より合格可能性が高いところに
出願するという選択もできますし
 
後期を滑り止めにしたい場合も
共通テスト配点が高いところに
出願すればかなり有利です。
 
例え、志望校が
二次配点の高い大学であっても
少しでも点数をたくさん持っていた方が
得に決まっていますし
 
共通テストリサーチで
良い判定が出ていると
自信を持って二次の勉強に取り組めます。
 
二次試験本番での緊張感も違います。
「絶対これで挽回しなければ」
と思って、追い詰められて受ける試験と
「通常通りやればうまくいく」
とある程度の余裕を持って受ける試験とは
全く違うのではないでしょうか。
 
・・・長々と書いてしまいましたが

とにかく
「二次に比べたらどうってことない」
などと軽く見ることなく
共通テストは絶対に取るつもりで
戦略的にきちんと確実に取ることが
合格への近道だと思います!!


…力が入りすぎて
長文失礼致しました笑