この地球に生まれ落ちて、
記憶がある頃から、
私は、自分の存在を恨んでいた。
「3000円」
私の価格。
夜になると、本当に辛い。
昔の辛い、ありえないことがたくさん頭の中に浮かんできて。
正確には、映像として、頭の中に、どんどん入ってくる感じ。
他人からすれば、「過去」のこと。
終わったこと。
しかし、
私の中では、まだ、現在進行中。
正確に言うならば、
「過去」に、束縛されて、支配されて、苦しんでいる状態。
散々苦しめてきた親に、自分の気持ちをぶつけても、
本当の自分をぶつける娘は、親にとっては、「偽りの娘」。
親の納得する人形なら、「自分の娘」。
私は、屑な私でも、娘として、見てほしかった。
それが、あの人たちにとって、一番の薬だと考えた。
ただの人間ならば、それでもいいかもしれない。
しかし、親たちは、宗教者であり、教育者だから。
そういった人間において、一番の教材になれば、
自分は、生きるに値しない人間だから、
せめて、体をはって、自分の命と引き換えに、親たちに、訴えていたのに。
人を変えるなんて、はっきり言って、無理かもしれない・・・
なおかつ、
自分が間違っていないと勘違いしている人間を変えるのは、不可能。
なんだか、疲れてしまった・・・・