5月2日のTABLO X RM「STOP THE RAIN」のリリースを前に、この1枚の画像からアミたちが▶ギリシャ神話「イカロス」との関係性について考察をしています。
ということで・・・イカロスについて、またイカロスと「STOP THE RAIN」の関係について、調べてみましたので、あまり難しくしてしまわず少しざっくりですが…まとめました。
イカロスとは
しかし、イカロスは父の忠告を無視し、高く飛びすぎてしまいました。結果、太陽の熱で蝋が溶け、翼が壊れて海に落下し、溺れて死にました。この海は後に「イカリア海(Icarian Sea)」と名付けられ、イカロスの名前が残っています。この物語は「高く飛びすぎる野心」や「警告を無視することの危険性」を象徴するものとして、文学や芸術でよく用いられます。
「Stop The Rain」とイカロスの関連
画像分析と考察
- 画像には「TABLO X RM」と「STOP THE RAIN」という文字が書かれたカードがあり、中央に翼を持つ人物が描かれています。
- この人物は、片方の翼が大きく、もう片方が壊れているように見えるポーズで、落下しているようにも見えます。
- これはイカロスが太陽に近づきすぎて翼が溶け、落下する場面を連想させます。
- また、カードには水滴のようなデザインもあり、「雨(Rain)」を象徴している可能性があります。「Stop The Rain」というタイトルと関連しているようにも見えます。
アミ達のいくつもの意見を参考に考察をまとめると…
イカロスは「太陽に近づきすぎて落ちる」イメージで知られていますが、この曲では「雨(Rain)」という要素が加わっています。イカロスの「落下」を「雨」と結びつけ、雨を「困難」や「試練」の象徴として捉えている可能性があるのかも。タイトルの「Stop The Rain」は、「試練を止める」ことで、つまりは困難を乗り越えようとするメッセージを込めているのかもしれません。
調べていくと、すでに…「Stop The Rain」がイカロスの神話をテーマにしていることは、🔗アルバムレビューでこのように書かれていました💦
- 軽やかさと重厚さが同時に感じられるビートに乗せて、2人のアーティストはイカロスの神話の旅を連想させるストーリーで、幼少期のトラウマと大人の幻滅を探求します。
- 柔らかく流れるような音楽と鋭い歌詞の強烈な対比は、青春は嵐を避ける方法を学ぶ時期ではなく、嵐の中で生きる方法を学ぶ過程であるということを思い出させてくれます。
RMとイカロス
1️⃣2022.7のRMインスタストーリーには…
「イカロスも飛んだということを覚えている者はいない」
「イカロスの墜落は失敗ではなく」
「成功へ向けた羽ばたきだ」
と書かれています。
この原文はジャック・ギルバート(Jack Gilbert)の「Failing and Flying」というイカロスをテーマにした詩でした。
Everyone forgets that Icarus also flew.
...
I believe Icarus was not failing as he fell,
but just coming to the end of his triumph.
(訳:誰もがイカロスが飛んだことを忘れている。・・・私は、イカロスが落ちていくときに失敗していたのではなく、ただ彼の勝利の終わりに向かっていたのだと信じている。)
兵役に行くよりももっと前の2022.7には、この曲の準備ができていたのかもしれませんね。
2️⃣BTSの楽曲「Boy With Luv」でのRMのパートにはこんなフレーズがありました。
「君がくれたイカロスの翼で/太陽ではなく君のところへ羽ばたかせて」
- 太陽(危険な高み)ではなく▶ 君=「大切な存在」のもとへ飛ぶという方向転換をしている
With the wings of Icarus you gave me(君がくれたイカロスの翼で)
Not toward the sun but toward you(太陽ではなく、あなたに向かって)
ナムジュンが過去にイカロスの詩をシェアしていたことや、BTSの歌詞も、このテーマとの繋がりがあるのかもしれませんね!
最後に…この曲がリリースされて歌詞が明らかになったときには、
幼少期のトラウマや大人になってからの幻滅、試練(雨)を避けるのではなく、それを受け入れて生きること、また失敗とされる「落下」を、飛ぶこと自体の勝利として再解釈することなどが実際にどんな形で表現されるのか、とても楽しみになりました。
調べる時間がちょっとかかりすぎましたが、リリース前にブログ公開できてよかった💦
関連情報として…
ギリシャ神話とBTS
そしてまたBTSの楽曲にはギリシャ神話がよく登場します!
私の好きなステージに「Dionysus」が挙げれるのですが、この曲もそうです。
こちらはギリシャ神話の神ディオニュソスをモチーフにしつつ、韓国の伝統文化も融合させていた曲でした。
- ディオニュソス神の「二度生まれる」▶「アイドルとして生まれ、アーティストとして蘇る」と表現していました。
RMではありませんが…、テテの「Winter Ahead」でもギリシャ神話のピュグマリオンが登場しましたよね。
母の日~