私はお客さん。
2人の関係は、ただそれだけのはずだったのにね。
恋愛ってタイミングが全てなんだなあ~
「僕はもう今日はこれで仕事終わりです。」
あの時、君に話しかけなかったら、、、誘わなかったら、、、
私は今もまだ、ただのお客さんでしかすぎなかったんだよね。
「これからお友達と飲みに行くの。一緒に来ない?」
半分冗談。。。半分期待。
「じゃあ、今一回家に帰ってから、それから会えます。」
え?まじ?
「じゃあ、新大久保の駅に6時45分ね。」
ほんとに一緒に来るなんて、想像してなかったから、、、、
駅で待ってるとき、
道路の反対側から小走りで向かってくる君を見つけた瞬間、、、
あの瞬間、私は恋におちてしまったのかもね。
あの時はまだ私は気づいてなかったけどね。
向かうタクシーの中で君は
「日本人と将来は結婚したいんです。」って言ってたよね。
素直に、、すごくまっすぐで誠実で頭がいい子なんだな。って私思った。
「お酒は強いです。」
ワイン沢山飲んだよね。。。
飲み放題って最後のほうで知って、一気にがぶ飲みしてる姿が可愛かったよ。
向かい側に座った私の席からは、君と君の後ろに広がった新宿の夜景が合わさって
私は魔法にかかってしまったみたいな気分だった。
あの時は、君がすごく誠実でまじめですごくキラキラして見えてまぶしかったよ。
同時に、すごく心配な気持ちにもなった。。。
君がとても気を使うから、すごく心は疲れてるんじゃないのかな?ってね。。。
ほんとだよ。
次のお店に行ったとき、、、
君はお酒の勢いもあったせいか、すごく楽しそうで無邪気だった。
すごく楽しそうな姿を見てたら、私もほんとに心から笑えた、久しぶりに。。。
恋愛相手というより、弟といる気分だった??
それとも、、、
君は自然にみんなに優しくて、
その場にいる人たちを幸せにしてくれる。
2件目のお店を出てからは。。。
それからの出来事は。。。
2人の運命を大きく変えてしまったね。
君はいつから決めていたの?
2人がこうなるってこと。。。
手をつないで、
つないだ手はポケットの中。
すごく寒くて寒くて、、、
君は一生懸命、あいてる右手で私のことを包もうとしてくれてたね。
どんだけ歩いたのか、、、気づけば新大久保に戻ってた。
後ろに歩いてたはずの私の友達と君のヒョンも消えていた。。。
コンビニの前、信号待ち。。。
君がきゅうに私をギュウっって抱きしめた、あの瞬間、、、
君は私の心の中の空いてる部屋に入ってきたんだよ。
「今日は朝まで帰らなくていい?」って君が聞いたよね。。
「12時半に仕事行くから、12時まで、12時まで一緒にいよう。」ってね。
12時までって?!?!
次の日のお昼まで一緒にいたいだなんて。。。
女子にそんなこと言ったらいけないよ。
私は聞いた。
「やっぱりね~!いつもこうやって、お店のお客さんと遊んでるんだね?!
人気者だもんね~!」
「ちがう!ちがう!!はじめてだよ。こういうの。
いつも、おばさんばっかりしかお店にこないから~!」
って、あわててる君が可愛かった。
私はそんなのどうでもよかった。
君が遊んでいようと、遊んでいまいと、そんなことどうでもよかった。
今私が一緒にいるのが君で、君が一緒にいるのが私で、、、
それだけで十分だった。
あの時の私にはね。
2人で過ごしたあの時間は、、、
その日が2人が交わるのがはじめてだと思えないくらい自然だった。
君のくちづけ1つ1つ、、、
とてもあたたかかった。
君は本当にとても疲れていて、、、
本気で寝てしまった君の寝顔がとても愛おしくて、
とてもきれいで、
触れたら壊れてしまうクリスタルのように純粋で、
私は君の寝顔を見ているだけで、なんだかとても幸せな気分になった。
寝てない私に気づいた君は。。。
「なんで寝れないの? ぼくのいびきがうるさい?? みあん。。」
と言って、、
私の髪を微笑みながら、なでた。
まるで恋人のように。。。
そして、、、
「かわいい。。。」くすっと笑って、私をぎゅっと抱き寄せた。
こんなことされて、
隣で静かに寝れるわけがない。
冷静になりたくて、私は彼の腕の中から離れて、、、
冷たくなったベッドのはしっこに移動した。
君をすごく大好きな気持ちがあふれ出てくるのが怖かった。
胸の奥底でわかってた。君を大好きになっちゃいけないんだってこと。。。
でも、君は、、、
ベッドのはしっこに行った私を何度も何度もギュって引き戻してたね。
「なんでぇ~~?」って甘えた声を出しながら。。。
途中で帰ろうとする私を君は何度も引き止めた。
私は、そんな君を無視できなかった。。。
2人で過ごした時間は、、、
とても長く、
もう何ヶ月もそうしてきたようにも思えたよ。
朝が来て、
止めてもらったタクシーで私は帰った。
次の約束もないまま
君の「またね。」の一言だけ残して。。。
タクシーから君にメールしたよね。
きのうはありがとう。楽しかったよ。
君からもすぐ返信がきて、
昨日のあの時間は夢じゃなかったんだって、確信した。
今まで、グレーに見えていた全てのものが
とてもキレイにキラキラ輝いてみえた。
毎日って、
こんなに楽しいんだね。って、、、
久しぶりに思えた。
次の約束なんかしなくたって、
すぐまた君に会える気がした。



