脳血管性認知症と診断されても、薬はないと言われるし週2‐3回デイケアに通うくらいしかできることがなかった。

 

これまで身近にそのような人がおらず、家族としても何ができるのか分からなかった。

そんな状況下、病気の後遺症や諸々の事情から、姉が実家で暮らすことになった。

 

高齢の両親と姉とでは当然生活リズムが違う。

夜早く寝る父、夜型の姉。

姉に苛立ち始めた。

ある時姉がリビングで食事をしていたところ些細なことで口論になった。

姉も負けん気が強いため絶対に引かない。

(お姉ちゃんも、もう少し大人になってもらえませんか。。。)

 

すると父は目の前にあったコップの水を姉に向かってバシャっとかけた。

そして言った。

「今度はお湯かけるからな!!!ムキー

 

そこから父の行動は酷くなり、実際に手をあげるようになってきてしまった。。。