脳科学者の茂木先生の最新刊を拝読しました。
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後半部分に、リーディングセッションで
時折アドバイスさせていただく内容に
近いコメントがいろいろとあり、
脳科学的に見てもそうなんだ、と興味深かったです。
たとえば・・・
◎「口癖をコントロール」する
「面倒くさい」という口癖を禁句にしたら
「面倒くさいと思わなくなった」という人がいた。
「面倒くさい」と言ってしまうから
本当に面倒くさくなり、
行動するのに二の足を踏んでしまっていたのだ。
というお話があったのですが、
これは「思い癖」というのにも
当てはまると思います。
ネガティブな思い癖をコントロールすることは
やはり大事です。
◎幸せに生きるための断捨離
自分にとって不愉快なことが起きたとき
「なぜこういうことが起きたのか」
「何がいけなかったのか」
と考え続ける執着をやめること。
「本当にそんなものが必要だったのか?」
「本当にそのことへのこだわりが大切なのか?」
と考えると、「実は自分には必要なかった」
ということが多い。執着から離れることが大事。
というお話もありました。賛成です。
ここで気を付けたいのは、
執着して考えてしまう原因を見てみると、
「何がいけなかったのか」と
考え続ける自分に慣れてしまっている
ということがあります。
経緯としては、
幼少期、親など周囲の大人に認めてもらうために
努力し続ける姿を見せ続けなければならず、
それが当たり前になってしまった、ということが
多いのですが(幼児決断)
この度合が大きいと、
「自分にとって不愉快な状況を起きやすくし、
常に反省している自分を自ら創ってしまう」
ということが起きたりします。
これは、「自分でそういった現実を創っている」
ということを受け入れ、「それは今、必要なんだっけ」と
問いかけることによって
変えていくことが可能です。
こんな感じで
茂木先生の本をリーディング、そして交流分析(心理学)の
観点から読み込ませていただきました。
とても興味深かったです。