まっかだな~♪
まっかだな~♪
と、思わず唄ってしまいそうな、紅葉の景福宮です。
さて、前回もこちらの勤政殿にいる石物さんたちを
ご紹介しましたが、
今回も皆さん元気でした。
今回、なるほどね~と実感したのは、
彼らが建物をぐるりと守り、
結界をつくっていること。
そして、その仕事に誇りをもっていること。
素材は同じ石でも、鳥になったり馬になったり
「形」を与えられた時に、スピリットみたいな
ものも与えられているんだなあ、ということ。
そして、スピリットみたいなものを
与えられたとき、みんな自分の役割を自覚して、
それを誠実に果たすのだなあ、ということです。
たとえば、こちらの門にはおめでたい鳥「ツル」が
彫刻されていますが
石に「ツル」が彫られたとき、
そこには祝い事の象徴「ツル」のスピリットが宿り、
「ツル」がおめでたいエネルギーを
発することで、そこによいことを引き寄せる、
という意味があるのだと思います。
日本でも、伝統的な結婚式場にはツルとかカメとか
松とかの描かれた屏風なんかがありますよね。
あれも、おめでたいエネルギーを発して
場のエネルギーを、ポジティブに
高めるという意味が、実はあるのだと思います。
そう考えると、日ごろ、
何に囲まれて生活するかって
やっぱり大事ですね。
そんなことを考えさせられた
秋の一日でした。
おしまい。
◆アクセス◆
ソウルの地下鉄3号線「景福宮」駅直結