ベリーダンスが相変わらずブームですね。
かくいう私も習ってます。
実は以前から、「ベリーダンスを踊る人って、
『女性らしさ』『自分本来の美しさ』をちゃんと
発揮できているなあ」と思っていたのですが、
教室に通ってその理由が分かりました。
すご~くシンプルなんですけど
「女性が女性らしく、そして美しくあることを
否定しないから」というのが、
一番大きい要因だと気づいたんです。
女の子は大なり小なり、「女性らしさ」を
十分に発揮することを否定された経験が
あると思います。例えば子どもの頃、オシャレに
目覚めると同じクラスの女の子に
「男子の気を引こうとしてる~」なんていわれたり、
お父さんやお母さんに「色気なんかまだ出さなくていい」
「ヘンなムシがつくと困るから、ジミ~~~にしてなさい」と、
言葉でいわれなくても態度で規制されたり、といった風に。
この話をすると思い出すのは、
大学の謝恩会での出来事です。
同じクラスのYちゃんが、
赤いチャイナドレス姿で現れました。
Yちゃんは美人でほどよく色っぽく、
素敵な女性でした。
チャイナドレスも似合っていたので、
「きれいだね!」
と皆でほめると、Yちゃんは苦笑いしながら
「見てここ!」と脚を指差しました。
「どれどれ?」と見ると・・・・・・、
なんと、本来ならあいているはずの
スリット部分が50センチ以上も
ぴっちり!!! 縫い合わされていたのです。
驚いて「誰がこんなことをしたの?」というと、
「もちろん、お・か・あ・さ・ん」
とYちゃんはゲラゲラ笑ながら答えました。
Yちゃんはゲラゲラ笑い飛ばしていたので
よかったですが、
無意識のうちに「女性らしく振舞ってはいけない」
「美しくなったら、悪いことが起きる」という
刷り込みが行われてしまい、
それに気づかないでいると、せっかくの
自分本来の女性らしさ、美しさを発揮しないよう
自分自身にストップをかけてしまうことがあります。
また、過去世で女性として
生まれたときにイヤな目にあってしまい、
そのトラウマを解消するために
今回女性で生まれてきたという場合も、
女性らしさを発揮するのが怖い、
という思いを持っていることもあります。
話をベリーダンスに戻すと、
踊り手は美しく、格好良いほうが、
当然ですけれどいいですよね。
だから、教室の中では先生が
「指の先まで美しく!」などと
指示を出してくれます。だから皆、
「そうか! キレイで当然なのね!」と
自分本来の美しさを出すことに
抵抗がなくなっていきます。
なので、自分でも気づいていなかった
ブロックがいつの間にか外れていき、
本来の美しさがちゃんと
にじみ出てくるのだと思います。
こう考えると、「女性が、自分本来の
美しさを発揮することを誰も否定しない空間」って、
すごく貴重なのかも知れませんね!