あたしは、時々、銀座をぶらぶらする。
夜にいくときもあれば、土日の昼間に行ってみたりもする。
今回は、昼間の銀ぶらだ。
ブランド物には、いっさい興味がないあたしだが、
グッチだ、エルメスだと、いう店にもぶらりと入ってみるのだ。
社会見学だ。
まず、入り口のガードマンが、けっこういい男で、
いらっしゃいませと、頭をふかぶかと下げ、あたしを通してくれる。
なんか、偉くなったような錯覚におちいる。
あたかも買うようなそぶりで、品物を手にとり、
人間観察をするのだ。
昼間は、(ここは、パリやローマの免税店か??)って思うくらい、
遠方から来たであろう、大きなリュックサックをしょった、
おばちゃんたちの集団がいるのだ。
だから、日本人はバカにされてしまうのだ。
ブランド物を買いあさるよりも、
自分のブランドに誇りをもとう。
あたしは、自分が着ている洋服や、鞄に、
自分の名前をぬいつけようとすると・・・
必ず、友人に、
「ブランド物を買いあさるおばちゃんたちや女子高生よりも、
みっともないから、やめてーー」
と言われるのであった・・・・・