ここ最近音楽に映画にドラマに、と忙しい私ですが、恋もまだまだ頑張ってます。
会社の席は私は真ん中の列です。
片思い中の上司っつーか役員さんは偉い人の島にいるので一番はじっこ。
あらかじめ言っておきますが役員と言っても不倫ではないです。
40歳独身のメタボな男性です。
普段後ろ向きなので彼の姿は見えません。
声が聞こえてくるのみ。
けど彼は声が大きいのでとても目立つ目立つ。
電話での会話は5メートル離れた私にも聞こえてきます。
仕事に集中してないと気になってしまいます。
もちろん仕事の重要な話は聞こえてきませんが。
けど後ろ向きの方がまだマシです。
彼の後ろ姿が見えてしまうような席ならもっと仕事に集中できないし。
本社に異動したばかりで新しい業務にいそしんでいる私なので、彼にたまに声をかけられます。
「仕事できてきた?○○さん(私の業務を教えてくれている人)レベルに追いついた?(笑)」と気にしてくれます。
「まだまだ無理ですねー」というと「××さん(私のこと)でも難しいかー。けど××ちゃんが仕事できるの知ってるからねー」とエールを送ってくれます。
彼は私のことを有能な社員の一人と思ってくれてます。
私が異動か退職を希望したときも”会社にとって、いてもらいたい人材”ということで本社に行かせてくれましたから。
”会社のため”でも必要とされるのは良いものです。
そうやって声をかけてもらえるのは嬉しいです。
話す回数もどっちかというと他の女性社員よりも多いし、ある女性社員と話している時に彼から「二人でなに話しているのー?」と言われた時に「常務の悪口です(笑)」とかませる仲でもあります。
仲は良いけどそれ以上には進みません。
今の状況も楽しいっていうのもあるし、社内恋愛って下手すると危険だし。
まだまだ熟成させます。
あとはもしかしたら彼よりも良い人が現れるかもしれないし。
ちょっとだけ心に余裕を持たせるのも悪くないでしょう。
それでも出先から本社宛の電話を偶然取ってしまうとけっこう嬉しいもんです。
「間違って本社に電話しちゃったよー。××さんの声が聞きたかったってことで(笑)」
「私も常務の声が聞きたかったですよー」
って、冗談言い合える時間も仲も悪くない日々です。