ワタシが帰ってきた夜。仕事部屋へ行くと、ワタシのパソコンPCに「起動中」という紙が貼ってあった。

え?ワタシのPCを使って何かしていたの?目


そう思ってモニターを見ると、wordが立ち上がっている。

「また漫画さえ満足に読めない状態になった。だから明日の夕方までに書類を作ってくれ」

と、書類を作るのに必要な資料がずらずらーっとコピペしてあった。 翌日のオットは、早朝から仕事に出かける予定になっている。だから説明を聞くも何も、かなわない状況。しかも、ワタシだって数日家を空けていたので、仕事がたまっている。

でも、とりあえず夕方までかかってまとめておいた。自分の仕事は、夜なべしてやるしかないな。ガーン


夕方、帰ってきたオットの顔は仏頂面。どうやら、仕事がはかばかしくなかったらしい。

そして台所のイスに腰かけるやビール缶ビールを飲む。飲みながら

お前、△△さんに電話してないだろうパンチ!

△△さんとは、オットが仕事で知り合った人だ。ワタシの仕事内容を聞いて、興味があるから一度お話ししたいと、先月に電話番号をもらっていた。でも、バタバタしててつい忘れてたんだよね。限りなくうっかり者のワタシだ。よりによって、タイミングが悪すぎる。ガーン


あっ、忘れてた。ゴメン

オレの知り合いだからだろう。オレの優先順位はそんなに低いのかメラメラ

と怒るオット。どうしても、そこへ飛躍する。そして、犬のリードのパーツがない、どこへやったと言って怒りながら散歩へ出かけた。しばらくして帰ってきたので

書類、作っておいたから読んでみて

と言ったとたん

オレは漫画も読めなくなってるのに、そんなもの読めるかっ爆弾

と、また激怒。

今日の夕方までに仕上げとけって書いてあったから・・・

と言えば
明日、それを持っていくんだ

とのこと。なら、夕方まででなくても良かったのにさ。それでも着替えを取りに上がり、ワタシのPCにちょっと目を通したよう。「だめだ、読めないっドンッ」とむくれて下りてきて、そのまま入浴。

風呂上がりにハハの部屋で、犬が「ワン」と言ったとたん、浴室の戸を開けて

犬を連れてこい、黙らせろっ。声をかけるだけで、犬が鳴いても何もしないハハの所へ行かせるな、戸を閉めておけむかっ」とオットは怒鳴った。ワタシは黙って犬を連れ戻し、そのまま食事を食べさせる。

そしてオットにも、テーブルに用意していた食事をすすめ、「ワタシはまだ仕事があるから、先に食べていて」と言うと、またムッとする。

オメーの用事で、仕事が終わらなかったんだろうが。ドクロ

なのにオットは、また缶ビールを1缶一気飲みして、食事にはほとんど手を付けずに焼酎をロックで2杯。


ワタシは2階へ上がり、仕事にかかろうと思っていると、電話電話が鳴る。仕事先からだったのであれこれ打ち合わせをしていると、オットが上がってきた。そしてコピー用紙を1枚取り出し、でかでかと

「うるさい」

と書き殴って目目の前に置いていった。

ワタシは電話を持って寝室に入り、戸を閉めてひそひそと打ち合わせを続けた。それから15分ほどして下へ降りると、茶碗はシンクに置いてあり、食べ物はすべてラップしてあった。ワタシはまだ食べてないのだが。
とりあえずその茶碗を洗っていると、オットは一瞥し、犬をそばへ連れてきて説教を始めた。
お前は何もしてもらえないのに、それでもばあさんの所へ行くのかよプンプン

犬に言ったって、しょうがないだろうよ。第一、犬だって、こんな鬱陶しい雰囲気の中にはいたくないのだよ。
そう思っていると、オットの携帯携帯が鳴った。出る、オット。


今日はくたびれているから、また明日にしてとお母さんに言っておいたのに」と言いながらも、「まあいい、電話くれたんだし聞くよ」と話し込んでいる。どうやら、仕事の知り合いの息子さんが借金をして返すのが辛くなり、オットに相談を持ちかけたらしい。おそらく今日の昼間にそういう悩みを聞き、「明日以降に電話をかけておいで」とか言ったのだろう。でも「明日以降に」が伝わってなく、夜の街今晩かかってきたようだ。

漫画すら読めない、しかも機嫌激悪なはずのオットは、それから2時間ほど電話でしゃべっていた


そっちのほうが、よっぽどうるさいと思うが。ワタシ以外なら大丈夫なのか。得意げ


長々と気詰まりな電話。終わってぐったりと疲れ、オットは残りの焼酎を飲み干して布団に入った。ワタシが出かけている間にもお酒酒瓶が空いていたんだけれど、この悪酔いが怒りの原因になるってことがわからないのだろうか。




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