趣味に使うパーツのトラブルで、鬱々とした状態が深く潜行していた当時。オットは酒量が増えた。家で飲むとワタシが止めるので、犬の散歩へ行ったついでにコンビニで買って飲んでるらしい。
フラフラで帰ってくることがよくあった

飲むと「生きていてもしょうがない」とか「あんないい加減なものを売ったやつは許せない、家まで行って文句を言う」とか愚痴をこぼす
イライラの薬が切れ、急患でクリニックへ追加をもらいに行ったりもしたけど、今度は気分の高ぶりを抑える薬が効いて、しんどくなることもしばしば。
しんどくなると、些細なことでからまれた


そんな日々を過ごしているところに、ワタシは出張せねばならなくなった。気がかりだが、仕事なのでしょうがない
気にしながら出かけたけれど、この時は駅まで送ってくれた。そして何とか3日の仕事を済ませて戻ると・・・やりかけの大工仕事がキレイに完成していた。そしてトラブルも、趣味の協会のスタッフにメールで慰めてもらい、少し気分が良くなった様子。留守中、台所の床で寝てしまい、母に毛布を掛けてもらったそうだが、これもご愛敬の範囲だったろう。

やれやれと思っていたんだけれど、安堵したのは一瞬だけだった

そもそも、オットがウツになったきっかけの一つである、ワタシが手伝ってもらった用事。それが、あいにくボツってしまっていた。それを言い出せず黙ってたんだけれど、ひょんなことからバレてしまった
加えて、趣味のスクールの先生が責任回避モードに入っているらしく、事故処理の相談に行ったはずが「私は責任とれないから、自分の判断でそのパーツを使ったということにしなさい」と、こんこんと言われたらしい。
帰宅してから、オットは狂ったように(実際、おかしかったんだけど)当たり散らす。
結局、食事もほとんど取らず、この日は車に引きこもって寝てしまった。

翌日は、イライラを抑える薬が効いたのか、小康状態に。
ホームセンターや、お世話になっている自動車屋さんへ行く。
そして数日は小康状態が続いたけれど、トラブったパーツを売った人からの「事故状況の写真をCDに焼いて送れ」という要求に従って郵便局へ行き、帰ってからはまた不機嫌に。
夕食後はワタシとハハを呼びつけて、こんこんと生活態度に関してイヤミを言われる。
しんどいよぉ


この毎日のめまぐるしさは、当然、本人も堪えているんだろう
翌日に行く予定だったクリニックで、また薬を変えてもらった。
つまりは、イライラを抑える薬のせいでしんどくなり、落ち込んでいるのを上げてもらう薬に変わったようである。
おかげで、再び調子が上がり、いきおい攻撃的な面が強まってくる

この次の日はちょうど、トラブルのことを弁護士会で相談する予定になっていた。
ワタシも同行したけれど、弁護士さんは「特殊な分野の話なので、詳しい弁護士はたぶんいないだろう。人的被害がないし、パーツの強度や装着状態が適正だったかどうかを確認した人がいなければ、立証は難しい」などと言う。
オットは「オレは何も悪いことをしてないのに、相手のミスで事故が起きたということを、わかってもらうこともできないのか」と、その場で泣き崩れる
まぁまぁと取りなせば「お前も弁護士の味方か。オレがこんなに辛い思いをしているのに」と、今度はこっちへ矛先が向かう

結局この日は、止めるすべもなくオットは大酒を飲み、荒れたまま寝てしまった。


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