友だちからそんな話を聞いていたので、言い合いをした時はつい
「ヨメとは行けなくても、よその若い女とは遊びに行けるんだね」と口に出してしまったのだ。
そこでごまかされたので、「心中しようとかも言ってたらしいね」と出てしまう。

オットはその瞬間、顔色を変えた。そして
「だれから聞いた、そんなことを
と詰め寄る。ワタシがはぐらかしていたら
「友だちからだな。オレはカウンセラーは秘密を守ってくれると思い、信頼して話したのに、ちくりやがって」と、そのことに対して怒る
ワタシは
「違うよ。あの日はあとでワタシが根掘り葉掘りしつこく聞いたから、それで友だちとして教えてくれたんだよ。でも、それは聞いて良かったと思ってるよ。そんなこと知らずに、あんたとのほほんと暮らしてたなんて、いいツラの皮じゃん
と言ったけれど、オットは「裏切られた」と怒ったままだ。

ワタシは
「あんたね、ソープ嬢がやさしいとか言うけれど、向こうは金儲けで体売ってるような女なんだし、そんなのいくらでも言うよ。『自分にだけは特別』だって思うんなら、その人に私生活の面倒までみて貰えばいいじゃない。離婚してあげるから」
そう言うと、オットはまだ額に青筋を浮き上がらせながら
「あの時、本当に死んでれば良かったんだよっ」と言う。
「その人さ、今でもバリバリ現役でソープ嬢してるんでしょ?前にその人んところへ行ったって聞いたとき、あんたは『客からネットで中傷され、それが原因でうつ病になって苦しんでる人だ。その人とはうつ病同士わかり合えるし、どこのメンクリがいいとか、情報交換をしてるんだ』って言ってたよねでもその人は、うつ病になったって言いながらもソープをやめないで、そういうふうに中傷された男相手に相変わらず体売って稼ぎまくってるわけでしょ。あんたと心中しようなんて、そんなのあんたが『オレはうつで辛い』とか訴えたことに対してのリップサービスに決まってるじゃん。そんなの真に受けて思い詰めるなんて、バカじゃない」

オットはうなだれる。が、納得したわけではないらしい。
自分がお気に入りのソープ嬢を、こんな言葉で汚されたくないのか職業に貴賎はないって言うけれど、そういう仕事をしてること自体、すでに汚れてると思うが。
結局、またもやオットは立ち上がり、寝室へ上がっていった。そして翌日からダダオチ。ブスッとしていた
ワタシも収まらない。
ったく、一回り、ヘタすりゃ20歳近く年下のソープ嬢にいいようにあしらわれてるんだろうが、そんな男がオットとは情けない。しかし万が一、心中を本気で達成したとしたら、ワタシはいったいどんな顔をして葬儀の席に座ればいいのか。オットにしてみれば、それは「お前のせいでこんな病気になってしまった」というヨメに対し、最大の当てつけというか復讐になるかもしれないが。
オットに熨斗つけてソープ嬢にくれてやってもいいけれど、そういうことするんなら、きっぱり縁を切ってからしてほしいものだぜ


バナー いつも読んでくださって、どうもありがとう。
よろしければ、最後にポチッとお願いします


心が痛い日・・、思うままに書きだしたら - livedoor Blog 共通テーマ