明日から、また出張だ。

1泊2日の出張ぐらい、今まではなんともなかったけれど、このところワタシが家を空けるたびに一悶着ある
だから、仕事は面白いけれど気が重い
でも、このところ比較的調子が良かったので、大丈夫かなぁ~と思ってデスクワークを片付けていた。オットは、また台所で本を読んでいる。今日は午前中に散歩のあと、ちょっと出かけ、ずーーーーーっと読書である
パチンコは懲りたのか


夕方になって、オットが2階へ上がってきた。
明日は行かないでくれ
そう言いながら、ワタシの服を引っ張る。

ええっ、どうしてっ

「さっき、おかあさんが予定表を見て『明日、明後日と出張なのね』とつぶやいてた」

はぁ?なぜ、それぐらいで

「お前が留守をすると、必ずお母さんは要らない物をいそいそ買ってくるだろ。俺はそれを思うと、いても経っても居られなくなる

「わかったよ。絶対に、こっちの買い物はしないでおくよう、よーく言って聞かせておくから」
そう言うとオットは、がっくりと柱に頭をもたれさせ、いかにも「辛い」をアピールして降りていった

ワタシ、一気に仕事のペースダウン。なぜ、この忙しいときにそういうことを言うのか。遊びで出かけるんじゃないんだから、気持ちよく送り出せないものなのか。

うんざりである


それから7時半ぐらいまで仕事をしていたけれど、オットは散歩へ行って風呂を洗ってくれた。風呂を洗っている間に、ハハへ「お願いだから、明日・明後日は何も買ってこないで。いっさいかまわないで
と頼む。ハハは
「わかったよ。じゃぁ悪いけれど、自分の物だけ買ってくることにするから」
「いや、悪くないよ。うちのまで買ってくるほうが悪いんだから
「はいはい」
大丈夫かなぁ。心配だぁ

それから、夕食の支度をするのは面倒だ。オットに聞いてみる。
「明日の晩は、外食する?」
「なぜだ」
「いや、外食するなら、外ご飯が二日続くとイヤだろうし、何か作ろうかと思って」
「一人で外食ほどわびしいものはないから、家で食うよ(ん飲み屋に寄って帰るのはイヤじゃないのかね?<心の声)」
「じゃぁ、今日は外食でもいい?」
「いいよ。どこへ行くんだ」
「昨日、焼鳥が食べたいって言ってたでしょ」

ということで、駅前の焼鳥屋へ。
ほどほどに食べて飲んで、そろそろ帰ろう…というときになって、またオットが言う。
明日は気が重い。おかあさんが何かをすると思うと
「今日はちゃんと言っといたから
「それで明日はガマンできても、明後日は『娘が遅いから』とか言って何か買ってくるんじゃないか」
「大丈夫だって。でも、そんなにイヤならあんたもどこかへ行ったら。車で遠出とか」

「どうしてオレが出て行かなきゃならないんだよっ。オレが家に居ちゃいけないのかよっ

はぁ~~~~~

もうタメイキ以外、出るものは、ない。
そんなにワタシが出張するのは、イケないことなのかね。しょうがないだろう、仕事なんだから。
オットは続けて言う。
「ばあさん、お前がいない間は、足枷つけて買物へ行けないように縛っとけ

返す言葉が見つからない
だから、無視した。早々にお勘定を済ませ、家に戻る。
ワタシは仕事の続き。でも、こんなことがあると憂鬱で捗らない
オットは、風呂に入って台所で本を読んでいた。

あーーーーーーイヤだよぉ
このまま、夜が明けないで欲しいよ。