翌日は、昨日の余波ですこぶる機嫌が悪かったオット
「痛い痛い」と言いながら、昼過ぎにふらりと出て行く。

ワタシは仕事をしていたけれど、夕方には片付けて、とあるイベントへ出かけた。前から楽しみにしていたものだし、この日は冷蔵庫のスケジュール表にも書いておいたからね。半月ほど前にオットにも声をかけたけれど、「オレは調子が悪いから行かない」って言ってたし、遠慮なく一人で出かける

そして午後9時半ごろ戻ると、オットは風呂に入っていた。おおっ、今日はちゃんとしてるな
でも、上がってからやっぱり台所の床で寝るから、腕に触らないよう腰のあたりを蹴って起こす。優しく揺さぶるだけじゃ応えないから。
「寝てないよ、横になってるだけだ」「リハビリの体操をして休憩してるだけだっ
と、揺さぶるたびにうつろな目で返事しながら、手を離したとたんイビキをかき出すオット。その繰り返しなので、このごろは強硬手段に出ているのだ

それでも一度では起きないから、何度か足で押していると、「痛い」と顔をゆがめて起きあがる。で、立つのかと思いきや、今度は座ったままの姿勢でイスに顔を突っ伏して寝始める。
「どうしてそこからすっきり起きあがって寝室へ行けないの
「あの部屋は寒いんだよ。コタツを出そうにも、お前は『掃除してから』と言いながら、いつまで経っても掃除しないじゃないか


1週間ほど前、ぐっと冷えこんだ日があった。
オットは、自分の寝室にコタツを出しかけていた
ワタシも「そろそろコタツを出さなきゃな」とは思ってたんだけど、この部屋は長いこと掃除機をかけてなかったのでホコリだらけ。ダニわきまくりな感じである。だから周囲を片付け、掃除してから出そうと思いつつ、仕事が忙しいのとまた暖かくなったのとで先延ばしにしてたのだ。
本当はオットに「掃除しろ」と言いたいけれど、片腕がよく使えないから無理だろうし。

そこをしっかり突かれたので、翌日は仕事もあったけれど、とりあえず掃除機を出す。オットの本や雑誌が山積みになっているのをどかし、布団を干して掃除機をかける。それからコタツ布団を敷いてダニ除けスプレーをかけ、コタツと上掛けをセット。次いで干した布団に電気毛布を挟んで厚地のパットをかける。厚い羽布団にカバーをかけ、上にかぶせた。
これで防寒対策は完璧である
もう言い訳はさせんぞ


「2階の部屋、ちゃんとしたからね。コタツも電気毛布も出したし、これで暖かいよ。でもコタツのヒーターにホコリが溜まってたから、ネジを外して掃除機で吸い取ってから使ってね」
オットは、蚊の鳴くような声で「ありがとう」と言った後
「でも、コタツで寝てしまったら、またそれで文句を言われるんだろうな

どーせぇっちゅうねん
あんたはヤ○ザか。次から次から、文句ばっかり言いくさって
と、悪態つきたいのをグッと飲みこみ
「当たり前よ。眠くなったら布団で寝ればいい。そのために電気毛布も入れたんだし」
と言う。
あーもう知らん知らん。やることはやったぞ
この日は掃除のしわ寄せが来て、遅くまで仕事をしなければならなかったけど。


それなのに。
この日も食事の後、床に寝転がるオット。
たぶん掃除機を使うのが面倒なんだろう。
それぐらいはしろよ、暇なんだし。と思いつつまたもや足蹴にする。
はぁ疲れたわ


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