翌日は、私の誕生日だった。とはいえ日帰り出張があったワタシ。
出がけにオットの姿が見えないので携帯にかけると、家の裏で何かしていたようだ。留守を頼んでそのまま出かける。

帰宅すると、犬の様子がおかしいと言うオット。また歩けなくなっている
オットが用事を済ませ、戻ると床に倒れるように寝ていたらしい。毛布に寝かしてやると、そこで排便したそうだ。今までそういうことはなかったので、いよいよもうダメかと悲しい気分になる

でも、朝は普通に散歩をして、ご飯もけっこう食べたのに。
まさに急変。好物を口に近づけてもほとんど食べない。しばらくしてチーズをやると、少し食べたのでホッとする。
それから、ワタシたちの食事の野菜や肉をやると、また少し食べて眠った。

心配なので、明朝すぐに獣医さんへ連れて行くことにして、食事を始める。
この日、オットが裏にいたのは、暗がりでライトを灯すのが不便なので、センサー式のに取り替えていてくれたのだ。「今日は犬の世話と大工仕事でまた腕が痛くなった」と言うので、「無理しなくてもいいのに」とねぎらう。
その上、オットはおかずを三品ほど作り、ケーキまで買ってくれていた。
追加でもう二品作り、合わせてありがたくいただく


ここまでは、良かった
いい感じで時間が過ぎていた。


でも食事中、「こうしてお前の喜びそうなことや家の役に立つことを、オレは一生懸命やっている。お前はオレにイヤミばっかり言うけれど」と言うオット。

プチーーーン

こめかみのあたりに血管が浮き出る。
今日は、私がこの一言で切れた。
「イヤミばっかり」ってどういう意味よ。せっかく今までありがたく感謝していたのに

「じゃワタシは、あんたにイヤミばっかり言うだけで、今まで何もしてこなかったってわけ
オットは言う。
「オレはがんばってリハビリして、お前のことも考えているのに、ちょっと気晴らしに出かけただけで風俗へ行ってきたのかと疑う
「すねに傷があるからでしょ。でも、ちょっと一言だけで、イヤミばっかりっていうあんたこそ、気の回しすぎじゃないの


ここから、何度も繰り返したことの蒸し返し。
そして、また切り出してしまった別れ話

昇り始めたように見えた太陽が、急降下してゆく

あのとき、スルーしておけばよかったのか。
今日ぐらいは楽しくしようと思っていたのに
誕生日で、犬の調子が悪い、こんな日に


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