突然だけれど、過去から今までの私の話をさせてほしい

 

 


私は6年ほど前からネットに入ったわけですが、もちろんいいことばかりではありませんでした。

トラブルも沢山あって、特に多かったのは恋愛に関する人間関係のもつれあい

そして同姓の友人からかけられる言葉の中に

容易に『親友だよね!』と認め合ってしまう薄っぺらい関係性があった。





私はリアルでいつも周りに人がいた。

人当たりがいいとか優しいとか面白いとか言われることが多くて、それがうれしかったから私はそうであり続けた



でもある時ふと気づいたのが「親友」と呼べる友人ができないこと。

私は誰とでも仲良く、誰にでもあわせられるように生きていたから

そのおかげで『猫ちゃんなら誰とでも仲良くできるよね!』という捕らえ方をされていたんだと思う

それが私にとっては大きな悩みとなり、心の闇へとつながっていました。



リアルの人間関係に疲れた先で出会ったのはネットでの人とのふれあいだった



あの時の私にとってネットと言う場所は、かけがえのない居場所だった

簡単に色々な年代の人に出会え、仲を深めていくことができる素晴らしい場所だったのです。





そしてネット生活の中で同姓の年が近い友人ができたとき、お互いの悩みやリアルでの不満を話しあうことができる仲になったことがあった。

私はそれがうれしくて、つい調子に乗って『親友だもんね!』と言うようになってしまった



しかし数ヶ月たった頃、相手のリアルの生活がかなりいい方向へと進んでいったらしく

何かあったときは真っ先に連絡をくれていたはずの彼女は、いつの間にか離れていた



親友だと思っていたのは私だけだったということに気づいてしまった。



それから人間不信に陥りがちになった。周りの友人に親友と言う存在がいることがうらやましくて

自分には一生できないと思ってしまい希望をなくした



何度も消えてしまいたいと虚しくなった





それから数年たった去年

私にとって、ネット人生においての大きな転機が訪れる





ネット上でとある女の子との出会い



ここでは彼女の事を『花』と呼ぼう



花は慈愛深く温かい、本当に優しい女の子だった

花の周りにはいつも人が寄っていて笑顔が絶えなかった

私はずっと羨ましくて妬んでいた。

 

でも花は歩み寄ってくれたのだ。

暗く沈んでばかりで意気地のない私を引っ張り、様々な縁を結んでくれた

時には姉のように、時には気心知れた親友のように。

 

時々冗談を言ってからかってくるのだけど、そのからかいも嫌ではなかった
 

 

私は彼女が大好きだった。リアルでも何回か一緒に遊びに言ったりした

たくさん思い出を作って、沢山一緒に笑いあった

 

こんどこそ一生終わるはずのない友情を手に入れたと思っていた

 

けれど今年の春。それは呆気なく終わってしまった

 

花がネットから消えるかもしれない

他の誰でもない私のせいで

 

 

花は消える前、私に全てを話してくれた

あの時の花の声は今でも忘れられない

今まで聴いたことがないくらい冷たくて、私を拒絶するような声。

 

私とツイッターで会話していた内容を第三者が見ており、花を監視しているストーカーもどきがいたこと

 

そして花が一人でそいつと話し合い、やっと解決したこと

 

彼女はずっと、一人で悩み苦しんでいたこと。

 

そしてそのストーカー問題が済んだ後は

私のツイートのせいで花と私が険悪な仲になっているのではないかと花のほうに連絡がたくさん来ていたこと

 

そのせいで彼女の心はもう限界を超えたということ

 

 

 

何一つ私はしらなかった

親友だといっておきながら、一番の存在だといっておきながら

 

私は花を追い詰めていた。

たったひとりで立ち向かわせていた

 

花はあっけらかんと話していたけどつらそうだった

たった一人で自分のストーカーに向き合い話し合うなんてどれほど恐かっただろう

悪意のない私の絡み方がどれだけ嫌だっただろう

 

 

花はか弱い子。優しくて強いように見えるけど、本当は泣くのを我慢して必死に前を向いてる子

それなのに、救えなかった

寄り添えもしなかった

 

私は何にもしらないでのうのうと生きていたんだ。

ずっと花一人に甘えて頼っていたんだ

 

私は初めて自分のしてしまったことの重大さを知った。

そのころにはもう、花は私を受け入れてはくれなかった

 

でも彼女は私に改善すべき点を述べてくれた

いいところ、悪いところを全部教えてくれた

 

それから「がんばれ。」って一言を残して

私との仲を『親友』から『他人』へと変え、彼女は姿をくらませている

 

今もきっと、一人で抱え込んでいるのだろう

 

私はもうもどれないんだと思ってしまった

でもあの子は信用を取り戻せといった

 

きっとどこかで、まだここにいたいと思っているはずなのに

 

私の言葉ではもう彼女を救えないことが苦しくて悔しくて情けない。

 

 

私は後日、周りの支えのおかげで少しだけ変わることができた。

 

いつも通りに過ごせる私をみて彼女は『ずるいなんて思いたくない』とツイートしていた

もう何も伝わらないとわかっていたのに再び彼女に言葉をかけた

 

 

私は変わると。同じ過ちを繰り返しはしないと

 

私は花がいてこそ私だったんだと。

 

メッセージは読んでくれたけれど、あの子はまだここにもどってこれないといっていた

戻る時は名前こそ同じでも違わないといけないといっていた

 

今は何もわからないという様子だった

 

・・・もしかしたら花はもう二度とかえってこないかもしれない

私がいる場所に、あの子は帰ってきたくないと思うかもしれない

 

でも私は、二度とあの子を傷つけないと誓った

花を待つと決めた。

いつか、何年後でもいいから

 

もう一度花の笑顔をみたいから

 

花と笑い合えるように、変わり続けて生きたい

 

 

花、たくさんごめんなさい

私は待ってるよ

大切で大好きな気持ちは消えないよ。

 

 

 

今の私はあの頃と違う

 

そう信じて、花を待ちながら

 

私は変わり続けたい