花が消えてから4ヶ月経った

結局、ずっとあの子を待ち続けていたはずなのに
いつの間にかあの子がいないことが当たり前になりつつある

すごく不思議なものだ

花がいた時はあの子がいないことが考えられなかった。
あの子が私の前から居なくなるなんて考えもしなかった。


それが、こんなにも呆気なく居なくなってしまうのだから


花は、私がいる場所には戻らないと思う


あの子にとってこの場所は、大切な場所だった。
それなのに最後は苦しい思い出ばかりだと思うから。


謝ったってあやまりきれない


私はあの子が大好きで、一緒に行きたかった場所もある。

一緒に食べたいスイーツもあった
一緒に、妹ちゃんのデートを応援してコーディネートだってしたかった

ねぇさんと妹ちゃんと、また四人で笑いたかった。
そこに、花の彼氏さんがいて

5人で色んなことを企画して。
色んな思い出を作り上げてたあの日々に戻れたらどれほど幸せなんだろう


すぐにはできないとわかってた

それでも、それでも私は
もし花が今もここに居てくれたらなんて言うだろうって考えてしまう

花はきっと笑って惚気話を聞いてくれただろう
会社の理不尽な話も受け止めてくれただろう



ねぇ、花


私は貴女に何ができたの?


私は花の愚痴を聞くくらいしかできなかった
遊びに行ったときも全部花に任せてた

私が泣いてるときも寄り添ってくれたのは花だった

いつもいつも、よく頑張ってるよと褒めてくれたのは花だった。


ごめんね。

こんな私で、本当にごめんね


花を待ってる人たちがちゃんと存在するのに
今それは、ちゃんと伝わってるのかな


花はどんな日々を過ごしているのだろう

きっとリアルに馴染んでる
完全にネットから離れずにどこかにいる


花がどこかでちゃんと笑えてるのならそれでいい。


お願いだから笑っていて。

お願いだから幸せでいて


私が貴女を不幸にした分、どうか花の彼氏さんが幸せにしてあげてほしい

二人が一緒に幸せであってほしい。


大好きだったよ、花


もっと強くなるから、どうかそれまでは。


花が幸せでありますように。

そう願うしか、今はできないのだ。