秋の空気が澄んで、山の畑では西城柿が黄金色に輝いていました。
手を伸ばせば届きそうなほどに実った柿の木を見上げながら、
“自然のリズムの中で生かされている”ことを感じます。

 

 

 

畑へ向かう途中では、倒木が道をふさいでいました。
枝を切りながら進むと、まるで自然の流れを少しずつ整えていくような感覚。
「人が自然を支配する」のではなく、
「自然と調和して動く」——そんな在り方を思い出しました。

 

 

 

高い枝の柿を採るために、父が教えてくれた竹の棒を使いました。
竹を割って先を開き、枝をそっと挟む。
道具に“知恵”と“優しさ”が宿っていて、
まるで自然と対話しているような時間でした。

 

 

 

こうしてコンテナ2杯分の柿を収穫し、
段ボールに詰めて持ち帰るとき、
自然の恵みと共に「感謝」のエネルギーが満ちていました。

 

 

 

 

 


🍽️夕暮れの台所

畑の帰り道、立ち寄ったお店でちょっとした買い物。
お得なシールが貼られた食材たちも、
“今日も一日がんばったごほうび”のようで嬉しくなります。

 

 

 

 

ささやかだけど、こういう瞬間に“生活の豊かさ”を感じます。
自然と共に働き、人の手で食を整える。
どちらも同じ「いのちの循環」の一部なんですよね。

そして夜には、柔らかく熟した柿を豆乳ヨーグルトとバナナに添えて
自然の甘みを味わうデザートを🍊

 

 


🌕夜の静けさ

外に出ると、月が木々の間から顔を出していました。
静けさの中で聴こえる虫の声、
冷たい風、そして淡い月の光。

 

 

 

 

福岡正信さんの『自然に還る』の一節を思い出します。

「人は自然に仕え、自然と共に生きる存在である。」

便利さやスピードの中で見失いがちな“日本人の魂”。
それは、自然の中に在る命へ静かに手を合わせる心かもしれません。



 

🌸結びに

豊かさとは、たくさん持つことではなく、
目の前にある自然の恵みを味わえる心。

柿の実も、割引シールの付いた食材も、
そして静かな月の光も、
すべてが“生かされている証”なのだと感じます。

今日もまた、自然と共に、心のリズムを整える一日でした🌿


 

 

今日も、地球のリズムと共に。
「還る」というのは、失うことではなく、“もともと在る”自分を思い出すこと。