祓い給い

清め給え、
神（かむ）ながら
守り給い
幸い給え。

神社のお参りの１番最初に唱える言葉。

いつもお参りする神社にある日突然掲げられていたこの言葉。

へぇー、そうなんだぁ
面白いから唱えてみよう。

声に出してその言葉を唱える。

全く覚えられそうにない。
まぁいっか。毎回見ながら唱えよう。

初めはそう思ったのに、いつの間にか私はこの言葉を覚えた。

私はこの言葉の冒頭が好きだ。

祓いたまい
清めたまへ。

まずは自分の身についた邪悪なものを取り祓い
清らかな私にして下さい。

この言葉を唱えると
本当に自分についた悪いもの、邪悪や邪心が剥がれ落ちていく感覚になる。

気持ちいい。

特にここのところそう思うんだよね。
６月の終わり、大祓いを迎えたばかりだからかなってぼんやり思ってた。

そしてそんな感覚になっているせいなのか
面白い経験をした。

昨日の仕事の帰り道。

仕事が終わる１時間前位からものすごい稲妻と轟音、そして大雨に強い風に見舞われた。

こりゃダメだ、ずぶ濡れになるか
やむまで長い間待つしかないなって思った。

でも、ここかなって自然に思ったタイミングでほぼ外も見ずに職場を出たのに、
私が職場から駅までの道と、最寄駅から自宅まで歩く道。奇跡的に雨がやんでいたのだ。

職場から駅に着いた途端、再び豪雨再開だった。

駅から自宅までも。

そんな中、私は傘をささずに帰宅したのだった。

スゴーい！！
たまたまかもしれんけど。

でもこれは私の邪心が祓われたからってことなのかしら。

そういう事にしておこう。

でも、まだまだ。

まだまだ私の中に邪心があるのは分かってる。

嫉妬や反感。他にも沢山。

自分を否定する気持ちだって、まだまだ。

だから私は今日もこれから、もちろん明日も神社に行って唱えます。

「祓い給え
　清め給え。」

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祓い給い、清め給え。