ドーモ、皆=サン。俺だ!
 
今回のコインはこれだ。
ニュールンベルク ターレル 1627

 

表は、三つのシールド/紋章

 

裏は双頭の鷲の紋章
 
まさに昔のドイツのコイン!ってイメージの銀貨。
そうそう、これこれ。こういうの。こういったデザインが良いんだ。この感覚、皆=サンに伝わっているだろうか?
イマイチぴんとこない? 分からないものは仕方ない。
ともかく、今から390年以上前(もう少しで400年!)のコインだってことだ。
 
べつに良いのだ伝わらなくても。個人的にデザインが気に入っているのだから!
表面の上の紋章と、裏の紋章は皇帝の紋章、双頭の鷲。
表面の下二つの紋章はいずれもニュールンベルクの町の紋章。左は大紋章、右は小紋章。
(このコインではないが、三つのシールドがデザインされたコイン、どなたかが紹介していたので前から惹かれていた)
そして両面紋章のコインは良いね! 両面紋章コインは結構好きだが、両面紋章コインの魅力についても分かる人だけ分かってくれればそれで良し!
 
素人目だが、状態は良いんじゃないかな。グレードは六十一。古いコインによくある、刻印がつぶれていて凸の部分が平らになっているということもない。(平らになっているものも、それはそれで味わいがあって良い。つまり、そのコインを気に入れば良いのだ!)
古代コインもそうだけれど、数百年前のコインが良い状態で残っているのはありがたいですね。(今の時代にコインを残してくれた人々に感謝。)
 
やはり古い時代のコインなので、MS60台のコインは二社あわせても5枚ぐらいしかない。(※投稿時点の数)
裸コインも何枚もあると思う。鑑定数が少ないのは、状態が悪くて出しても良い結果にならぬと考え出していないのもあるのだろう。(もちろん、状態は良いがアンチスラブ派だからグレーディングに出さない、というケースもあるのかも)
 
ちなみにこのコインは二種類あり、 Hans Christoph LauerサンとGeorg Nurnbergerサンの二人によって手掛けられている。
サイトによってはmintmaster(造幣局監督者)とかengraver(彫刻師)とか書かれている。どっちなんだ?(もしかしたらこの時代は同じなのかもしれぬが。)

 

で、numistaによると星(*)が Hans Christoph Lauerのコインで、クロス(+)がGeorg Nurnbergerとのこと。

 

『盾の上にあるのがそれか?』と訝しみつつも違うかもしれんので色々しらべた結果、ようやくわかった。
やはり盾の上にあるものがそのマークであった。

 

 

よくよくみると、盾と銘文を区切る枠円がGeorg Nurnbergerサンはドットのみで、Hans Christoph Lauerサンはドットと線があったり、微妙な違いがあって面白い。
コインの収集というものは、そのコインについて調べる楽しみもあって良いですね!

Nurnbergerサンが携わったNurembergのコイン。(英:Nuremberg、独:Nurnberg)
Nurnbergerサンは、日本で言うところの宮城県に住んでいる宮城さん、堺市に済んでいる堺さんみたいな感じなのだろうか。
いや、Nurnbergerサンはニュールンベルクに住んでいなかったかもしれぬが。
 
とりあえず、時代も額面も違うが帝国自由都市ニュールンベルクのコインは二枚目だ!Wasshoi!
 
他にもいろいろ書こうと思ったが暑過ぎて頭がまわらぬので以上!オタッシャデー!