先日、私が新卒で入社した会社時代の先輩、後輩社員だった人としばらくぶりの再会。
海外専門の旅行手配業(ツアーオペレーター)だった。
話の内容は当時のこと(ン十年前)が中心。旅行業界も薄利多売傾向で、社員へのしわ寄せが大きかった(私が結局同業界を離れた理由の一つがこれ)が、私たちがいた会社は、人間関係が良好だったことが救い。
しわ寄せと言うのは、恒常的な残業状態。客商売には多かれ少なかれ、つきものだけど、時差のある海外(欧州、北米などがこれにあたる)を扱っていたので、時差への対応で残量時間が延びたことは否めない。豪州、東南・東北アジアのように、時差のほとんどないところもあるけど、私のいた会社では、当時の当該地域の扱い量は少なかった。
旅行業界は travel industry がもっとも一般的。他にも、tourism industry, tourist industry といった言い方がある。
なお、ツアーオペレーターはそのまま tour operator。後述の「旅行代理店」は travel agent または travel agency。
ここで、ツアーオペレーターと、「旅行代理店」と言われるところとの違いについて。前者は、後者(JTB、HIS、近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社等が該当)の主にツアーの地上手配(ホテル、レストラン、現地の観光等)を行うことがその業務内容。すなわち、ツアーオペレーターの顧客は、主に「旅行代理店」ということ。
例文: The travel industry is notorious for long working hours and low pay due to its structural problem of low profitability. (旅行業界は収益性が低いという構造的問題のため、長時間労働と薄給で悪名高い)