フォトジャーナリスト、広河隆一氏のセクハラ行為。
広河氏はフォトジャーナリストとしての地位を築き上げているとともに、雑誌 Days Japan の編集長でもあった。
権力の毒は、自分で気を付けていないと、向こうから寄ってくる、と指摘した人がいるけど(確か佐高信氏だったと思う)、広河氏も残念ながら例外でなかった、ということ。
広河氏は非を認め、公式に謝罪もしているが、どうかご自分の責任で間違いを正して欲しい。
広河氏の今回の一件を見て、思い出したのが、ウィニー・マンデラ氏(南アフリカ)の疑惑。
この中で、「1988年12月29日、ウィニーが主宰していたサッカークラブ『マンデラ・フットボールクラブ』のメンバーが、ソウェトの14歳の少年ジェイムズ・セイペイ(James Seipei)を誘拐し殺害するという事件が起き、ウィニーの関与が取りざたされた」の部分。
ウィニー・マンデラ氏がアパルトヘイト反対闘争の中でヒロインとなったことで、好むと好まざるとに関わらず、権力を持つ側に立ったことが問題の原因だったことは確か。
権力の毒は政治的立場や思想を問わず、まとわりつくもの。組織等で上に立つ人にはそれを肝に銘じてもらいたい。