今月のある同時通訳業務で、それを改めて感じた。
当日は3人体制。かなり専門的な内容だったが、通訳者の一人が関連業界で数年勤務しており、内容に精通。その人(仮にAさんとする)が中心となり、用語や内容を適宜チェック。その分野は、私もある程度経験はあったけど、知識についてはAさんの足元にも及ばず。
したがって、Aさんの知識を活用しながら、私と、もう一人の通訳者(仮にBさんとする)もやり通した感じ。
通訳者の間では、足の引っ張り合いが多いという残念な話を聞くことがある。しかし、Aさんの場合、ご自分の知識を公開し、業務が円滑に進むように気遣ってくださった。おかげで、お互いに気持ち良く仕事ができたし、クライアントからも感謝の言葉をいただけた。
足の引っ張り合いより共存共栄を。繰り返すけど、これを改めて実感。