これは、私が通訳という仕事をやっていてしばしば感じること。

今日の同時通訳業務でもそうだった。当日使用する資料がこちらに届かず(確かに機密性の高い内容)、参考資料を基に内容や用語を確認するしかなかった。

 

ある通訳者が、「通訳は究極の知ったかぶり」と言ったけど、本当にその通りだと思う。しかし、どうしても内容を確認しなければならないところは出てくる。事前準備で仕入れた自分の知識が間違っていることもあるし、その間違いを指摘されることも珍しくない。

 

先月、「ジレンマ」というタイトルでブログを書いたけど、それと同様の感覚。

そうした感覚は、通訳者には限らないだろう。それを克服するのは、普段からの勉強と好奇心。さらに、「亀の甲より年の功」ではないか。