医者の薬を拒否したら大騒動が起きた。
まだ医薬分業が完全定着していない頃のことだ。診察後に名前を呼ばれて受付兼会計窓口にいくと、6種類の薬と一部負担金の額が知らされた。
ごく自然の流れ。が、ちょっと待て。何と同じ系統の抗菌剤が2種類。絶対に塗れない患部用に軟膏剤が出てきた。
きちんと理由話して2種類の薬の受け取りと支払いを断固拒否。心外な顔つきで受付女性は『先生の処方ですから変更できません』の一点張り。
4~5人いたナースと待合室が騒然。こっちも納得のいく説明があるまでゆずるつもりはない。
タチの悪いクレーマーというなかれ。説明のないまま決まりを押し付けられたのではたまらない。
責任者らしきナースとの押し問答10分。待合室の騒ぎを聞きつけた医師が『どうしました』と再び診察室へと招きいれた。
同じ系統の薬2種類と、どう考えても使えない軟膏剤を指摘すると、『確かにそうだね。この2つはいれないで』と改めて処方。これを聞いてた看護師たちは歯ぎしり。

勝ち負けではない。薬はストレートに命に関わる。だから闘ったのだ。
で、話を表題の医薬分業に移そう。医薬分業は、医師が患者を診察して病名を特定(診断)する。病名・症状に応じて治療方針を決める。ここまでが医師の役割。薬による治療を決めたら、治療に必要な薬を書く。これが処方箋である。
医薬分業とはこの処方箋を薬剤師のいる調剤薬局に持ち込み、クスリの専門家である薬剤師から薬を出すというもの。
簡単にいうと医師の処方を薬剤師が正しくチェックして初めて患者へのメリットが生まれるのだ。
チェック機能が働けば冒頭の処方薬受け取り拒否などなくなるはず。
 猿山の猿が不思議なことが今もいっぱい。
 肝心の薬剤師が処方箋欲しさに医者に迎合する、チェックが一番の役割にも関わらず、服薬指導(クスリの指導で薬剤師の利益発生)の名のもと、薬局の窓口で改めて『どうしました?』と。
言語道断。本質を見誤ってどうするのだ!
と、日頃おだやかさが売りの猿山の猿も怒るのだった。
次回は『表の顔、裏の顔』について。
知的欲求・好奇心を満たしてくれる漢検(漢字検定)はわかるけど、留学生や留学希望者を対象にした日本語検定試験って役立ってる?

上級・1級の資格をとると就職や入国審査に有利って本当?

誰かわかる人いたら猿にもわかるように教えて。

次は医薬分業についてアレコレ話してみよう!と思ってる。

海辺を見下ろす山にいる猿は硬い話が好きで、時事問題に好奇心いっぱいなのだ。