クロネコヤマトのヤマト運輸の面白い実験の動画が
ツイッター (現 X ) のタイムラインに流れてきました。
猫が発電してくれるか?
結論から言うと、猫は気まぐれなのであまり役に立たず、
同時並行で実験したハムスターの方が頑張ったようでした。
そこでふと思いました。
「ハムスターを使って太陽光並みの発電はできないだろうか?」
ざっくり検討してみました。
ヤマト運輸の実験結果、ハムスター 1匹による発電で
電気代が月に1円浮く計算との事。
→ 年間 12円ですね。
東電の家庭用電源 (従量電灯A) は 1 kWh辺り 30円なので、
年間 12円浮くという事は、年間 0.4 kWhの電力量を発電する
という事かと思います。
太陽光発電の場合、ネットで調べたところでは
1 kWの発電をするのに10〜15m2程必要との事。
ここでは 10m2と仮定しましょう。
仮に、年間365日間、1日24時間発電できるならば
10m2で年間 8,760 kWh発電できる事になります。
でも実際は、昼間の晴れてる時しか発電できません。
さて、太陽光発電は、年間 何時間 発電できるのか?
これは地域と天候、立地によって異なるようです。
大手発電会社のレノバの場合、2017/4〜2018/3の
7発電所合計の発電出力は年間を通じて141,800 kWでした。
この間の発電量は 164,486,527 kWhでした。
ここから逆算すると、発電できた時間数は、
7発電所平均で年間 1,160時間だった事になります。
注) レノバはこの翌期からバイオマス発電も行っており、
これ以降の記録からは太陽光だけの数値が判らなかったので
少し古いけどこの数値を参考にしました。
この数値を使うと、太陽光による 10m2での発電量は
年間 1,160 kWhとなります。
→ ハムスター 2,900匹分です。
ハムスターのホイール付きケージを 1m2辺り10個置くとすれば、
10m2に置ける数は100個。
でも、太陽光発電と異なり、ハムスターのケージは上に何層も
重ねて置く事ができます。
29層置けば、太陽光発電と同じ敷地で同等の発電ができる事になります。
ハムスターのケージなど人の住居の 1階分で10段は積めるでしょうから、
3階建くらいの高さの倉庫に積み上げれば足りそう。
もっと高くすれば、太陽光発電を上回る発電が期待できます。
先行投資は、倉庫の様な建物とハムスター、ハムスターのケージ、
ケージを支えるラックなど、それと発電装置/ケーブル。
ハムスターはツガイで放っといたらどんどん増えるので、
親ハムスターを何カップルか用意して生まれた子を順次発電に
使えば、調達費を大分下げられそう。
問題は、餌、水、排泄をマネージする仕組み。
それと病気や死亡時の対応など。
動物愛護協会から文句が来るかもですが、
ハムスター本人達はトットコ走るのが大好きなので
虐待という訳ではないのでは?
また、大勢のハムスターが並んで走っている図は
見ていて楽しいので、観光資源としても使えそう。
排泄物はバイオマス発電に使えそう。
なんか、ビジネスとして成り立ちそうな気がしてきました。
誰か真面目に取り組む方、おられませんかね?
前澤さんのMZDAOとかで取り上げてくれないかなぁ?