先日、大好きな人が亡くなりました。


夏に入院した病院で偶然同じ部屋になった彼女。

当時すでに宣告されていた余命を超え、スキルス胃がんという病気と必死に闘っていました。



ちょっとしたことがきっかけで、話をするようになった彼女。



わたしの手術の翌日に退院予定とのことだったので、お手紙に娘さんへのお菓子(病院だったからそろえられるものも大したものじゃなかったけど)を添えて、手術の朝にご挨拶。



一晩HCUで過ごしてから部屋に戻ると、4人部屋はわたしひとりだけになっていて。


想像していたよりもきつい術後の身体を思うとホッとしたような、でも心細い気持ちで横になりながらふとテーブルをみると、置き手紙が。



腹筋ゼロで、腕の力という力を駆使してなんとかテーブルから手紙をもぎ取ると、それは午前中に退院した彼女からのものでした。


人柄がぎゅっと詰まった、あたたかい手紙。


術後心が折れかけていたわたしを、たくさんたくさん勇気づけてくれました。



どんなに体調が悪くても看護師さんや他者への気遣いを忘れず、いつも笑顔で家族のために頑張っている彼女は本当に優しくてかっこよくて。


過ごした時間はあまりにも短いのに、たくさんのことを教えてもらい、すぐに大好きで大切なひとになりました。



もっともっと早く、

お互い健康で、違う形で仲良くなりたかったと何度も思ったけど、普段青森に住む彼女と知り合うにはあの場所、あのタイミングしかなかった。


あの時出会えて本当に本当によかったと、心から思っています。



亡くなったことを知ったその日は満月で、午後になって春一番かと思うほどの風が吹きはじめて。



結果的に春一番ではなかったんだけど。



風が建物や木をゆらしガタガタと音を立てていて、小さな2人の娘を残していかなければならなかった彼女がやり場のない思いをぶつけているような、


でも全然寒くなくて、あたたかくて包み込んでくれるような風。



春を迎えることができなかった優しい彼女が、春を連れてきてくれたような、そんな風でした。



亡くなったことはなかなか受け止められなくて、今もやっぱり、悲しい。



昨夜はまんまるできれいなお月様を見ながら、彼女のことを想っていました。


照らす光はあたたかくて、まるで彼女が優しく見守っていてくれるような、そんな満月。



日付が変わった今日は彼女のお誕生日です。



わたしはきっと、風が吹くたびにあなたのことを思い出すよ。


月を見上げて、あなたを想うよ。



どうしているかな、元気かな。

話したいことがたくさん、たくさんあるんだよ。


もう更新されないあなたのブログを、ついつい開いてしまう。



いつか向こうに行った時は、お酒でも飲みながらいろんな話をしたいよ。


出会った頃のわたしたちはめちゃくちゃ顔色が悪かったから、向こうで再会した時にちゃんとわかるかなぁって心配になるけど。笑


大好きだよ。

すごく尊敬してるよ。

いっぱい、いっぱい、頑張ったね。



心よりお悔やみ申し上げます。