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選択的夫婦別姓に強行に反対する意見が,表札が不便だ,同じ姓でないと不幸だ云々とくだらない意見ばかりなので,もう少しまともに考えてみることにする。

(選択的であっても)夫婦別姓に反対する意見の理由の根本は
 ①家族は国家・社会の最小単位である
 ②(①から)家族の形は,国家・社会のありかたに大きく影響する
 ②日本では,明治以降,夫婦と未婚の子が同一の姓を名乗ることで家族を形成してきた
 ③日本人にとって,戸籍制度は,国民の家族感に大きな影響を与えており,同一の戸籍に入ることで婚姻・家族関係が成立するという国民感情が定着している
 ④戸籍上の夫婦の別姓を認めると,家族の意義・定義が根本から変わる可能性がある
 ⑤家族の形が変われば,ひいては,国家・社会のあり方の根本が変わる。
 
 反対派の人々は,⑤を危惧している以上,夫婦別姓に反対するのは当然ということになる。

 おそらく,①についての考え方が,賛成・反対かの大きな別れ目の可能性がある。
 今なお,行政サービスや政策の多くが世帯単位(家族単位)で行われており,家族が社会の単位の一つであることは否定出来ない。
 
 だが,すでに伝統的な家族を単位とする各種制度は行き詰まっており,家族の形を変容させるか,もっと個人を単位とした制度をとせざるを得ないのではないか考えるならば,多少,家族の形が変わったとしても,やむを得ない。

 家族とは,あくまで各個人の自由な選択の結果であって,誰かが強制できるわけではない。しかし,一方で,完全な自由ではない。日本では,複数の妻を迎えることはできないし,伯父と姪が婚姻することも許されない。社会として守らなければならない最低限のルールが存在する。この問題は,そこの根本の問題なので,もうすこし深い議論が必要なのだが,現状の議論があまりにもくだらいように思えて仕方ない。