こんばんはー。タッキー先生です。
自身の副鼻腔炎の状態を振り返ることで
自分自身も振り返ることができそう・・・
と思いシリーズで何回か書いていきます。
難病「好酸球性副鼻腔炎」の手術までの道のり（１）はこちら→☆☆☆
難病「好酸球性副鼻腔炎」の手術までの道のり（出産期）はこちら→☆☆☆
難病「好酸球性副鼻腔炎」の手術までの道のり（管理薬剤師時代）はこちら→☆☆☆
ドラッグストアを辞めて
手放したときには一旦症状は治まった。
ところが次に就職した
「介護福祉用具の会社」では
介護予防事業の立ち上げを任され
一人部署が2年続いたこともあって
同じ会社のケアマネさんたちとは仲良くなって
それなりの楽しい生活だったけれど
やっぱりそのプレッシャーにはかなわなかった。
このころ、初めて「鼻茸」（ポリープ）があるから
手術しないかと耳鼻科で言われた。
けれど、ポリープを取っても
再発することを知っていた私は
手術しようとは全く考えなかった。
嗅覚テストをしたら異常はなかったので
匂いはしないが、根本的な五感はちゃんとある。
そう思って手術の決断はできなかった。
症状は悪化の一途をたどり、
ついに重篤な喘息発作も続くようになった。
からだの気持ちでいうと
「喘息」は呼吸が浅くなるので
目の前の情報をしっかり受け入れて
自分の意見を、これもまたはっきり言えない
となる。
喘息の特徴的な症状として
「息は吸えるけれど、しっかり吐くことができない」
これを一度やってみてください。
相当苦しいことなんです。
呼吸が浅く、
うまく情報を入手できないから
何とか集めようとするけれど
吸っても吸っても
ちゃんと咀嚼して
自分の気持ちに昇華する環境がない。
そんなイメージが湧いてきます。
自分自身のその時に置かれていた立場は
まさにそんな状態だったのだと思う。
その会社も志半ばで退職を余儀なくされた。
自分ではがんばるつもりだったけれど
両親に
「お金が必要なら私たちの年金を上げるから
そんな体調で働かないで」
と懇願されて目が覚めた。
一緒に暮らしていない両親なのに
そんな風に映っている私って？？？！！！
こんな親不孝なことはない。
そう思った。
やっぱり親に「良い子」でいたい私が
むくむくと起き上がってきた。
年齢は50歳もとっくに過ぎていたのに。。。（苦笑）
思い切って会社を辞めると社長に伝えた。
その日、家に帰ったら
大量に買ってジュースとして飲んでいた
りんごの甘い香りが家中に拡がっていた。
こんなにあっさり
無くなっていた「匂い」を取り戻すことができるんだ。。。
からだが会社を辞めることに
許可を出した。
そう思った。
続く・・・。
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