28・3・20(日) お天気(ピーカン青空)晴れ 2人 
祝!! 九州の背骨 脊梁ぐるり一周達成

数年前だったか、、古くからの山友がポツリと呟いていた!
霧立の扇山から縦走路を北上、、西側を平行に走る向霧立の尾根を
県境伝いに不土野峠までぐるり繋ぎたい・・

そして彼は、、時に花を追い、、時にこの繋ぎ歩きも確実に有言実行しておりました。
 残る区間は銚子笠1489m~不土野峠1060mの最後の区間
この日、私もバックアップに回りついに完結となりました!
バンザァ~~イ!!(^^)/~~
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不土野峠付近の林道造成地から見る「銚子笠」1489.2m 

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今回、彼が繋いだ九州山地 扇山~不土野峠
(赤実線が今回繋いで予定コース完結)

扇山1662mをスタートし霧立尾根縦走路を北上~白岩山1646.7m~
向坂山1684.7m~そして進路を西にとり三方山1578mで向霧立の尾根へ~
椎矢峠1434m~高岳1563.6m~国見山1739m~五勇山1662m~
烏帽子山1692m~峰越峠1490m~白鳥山1639m~銚子笠1489.2
そして今回、最後を繋ぐ銚子笠~不土野峠1060m

一部区間においては僕も同行しているが今回は最終区間を同行できて嬉しい限りでございました!(^^)/~~~

こうしてみると九州のど真ん中を平行して走る霧立の尾根と
向霧立の尾根を歩きとおしたわけで・・軟弱者を自負する二人には上出来の
トレッキングの1ページとなりました。


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まずは降り口の不土野峠に彼の車はデポ!
私のジム君で尾根に隣接する林道を銚子笠直下まで走る!DASH!DASH!
まぁこの二人が山へ入ると・・ほんと寄り道も多く横才川まで走り抜け
すでにこの界隈の次なる妄想?瞑想?コースを語るのでありました!
ま、物好きなんですね!爆

寄り道を済ませ銚子笠直下まで戻り・・ジム号はここでお留守番
未舗装林道に取り付き九十九折れに銚子笠を目指す

自然林に分け入ると・・半端ない傾斜が待っている。
言わばこれ以上アキレスは伸びません!という登り・・あせるあせる

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何度も立ち止まる、、アヘアへあせるあせる


銚子笠ピークはそこに見えているのだが・・
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それでも立ち止まり、、ヘロヘロを整え
真上を見上げながらブルーの青空に感謝!!

今頃、、シンプルプランのみんなは大浪のマンサクお花ロードを楽しんでる
だろうな、、と脳裏をよぎりながら・・もうひと頑張り!あせるあせる

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到達の銚子笠1489.2m

さてさて大休憩というわけにもいきません!
ここからが本日のスタートなのですよね!(~~)

後方に見えるなだらかな稜線は水上越や七編巡りへ続く稜線
(彼は今後、狙うコースと言っていた)
さぁ~てどうする?同行?連れ出す?それとも・・私がせきたてるのか?
まぁ~その軟弱二人組なので車2台は必要でしょうな・・
ピストンするよな強靭な体力は・・ない二人なのであります。。



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さぁスタートしました!
右側は植林地帯の熊本県側、左は自然林が残る宮崎県側
尾根稜線を不土野峠まで繋ぎます。。

ここから向かう尾根沿いの向こうには「江代山や市房」がたたずんでいます。
その向こうに見えるはずの高千穂や韓国は残念ながら霞の中に見届けは
叶わず・・でした。

白鳥や時雨方面からこの銚子笠まではみなさん
よく足を伸ばされるのでしっかりした踏跡がありますが大半の皆様は
この銚子笠までですね、この銚子から不土野までは登山道もなければ
踏跡もありません!しかしほぼ稜線尾根沿いを県境の杭を辿る歩きのため
迷う事はありません!

アップダウンの繰り返しで小ピークを7つ?ほど踏んでは降り、また登り、
の繰り返しで尾根筋を歩き続けます。
まだ冬枯れの山肌なので宮崎側の自然林?二次林?は落葉樹がほとんどで
明るく展望も頻繁に開かれ、、実に気持ちよい尾根歩きでございました。


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スタート直後
いったん鞍部へ降りて行くと・・彼に鍛錬?が待っておりました・・あせるあせる

先日もシンプルの「じゃいがさん」が高隈縦走の折り、先にデポした車のキーを
相方が忘れ、、(笑) 一度登り上げ途中から車までキーを取りに降りて再度、
登り上げた事件があったばかり・・爆!!

そして、、お前らは大丈夫なん??
そう思った二人の会話
私が問うに、、「ねぇ、キー持ってきてる、、よね?」
彼曰く、、「落としたらあかんから、、バックに入れてある!大丈夫!」
「そう!なら大丈夫やね、、行こう!行こう!」(^^)

そして鞍部に降りつき・・さぁ一休み
さぁ尾根歩きロングアップダウンのスタートです。。

そのとき ふと、、スタート時 脳裏をよぎったジム号の助手席の足元の光景・・・
彼のバック(ポーチ)は、、確かにジム号の助手席の足元に見た!!

「ねぇ、バックに入れといたって・・・そのバックってどこ!!??」

「あ!」
「あれ?」

「ザックじゃ、、、ないんかぁ~~~~~~~~!」

その後、、しばし大爆笑の二人の笑い声は脊梁の山々に響き渡ることでした。

「お前もわざわざ俺に聞いときながら、、なして気づかぁぁぁ~~ん?!

「アホか・・・」

「お前もわざわざポーチに仕舞いながら、、それを持ってこん!?」
「アホか・・」

出来の悪いアホ二人は・・ほんとにアホなのでありました。

撃沈・・・

そして私一人はお昼タイムおにぎりコーヒー

彼は・・一人黙々と、、ジム号にキーを取りに往復の旅に出たのでありました・・
とさ、、(~~)


さぁ元気に笑い、、見事に撃沈した彼も元気を取り戻し・・
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1時間のロスも微塵に振り払い・・元気に歩きます。♪♪


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コツコツと県境標柱や杭を辿り、、景観と歩きの楽しみを味わいながら
気持ちよいトレッキングです。♪♪


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アップダウンも繰り返し続けると・・・地味に我が足も重く、、、


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ときおり宮崎県側の不土野の谷あいの向こうには霧立の扇山方面?



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おお! 中央のポッチは江代山
その右奥には・・・市房が、、
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今年のツツジのコラボは江代山~馬口山に行こう!(^^)



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ずいぶんと歩いてきましたが、、左宮崎県側が伐採後
苗木の植林が済み再生が始まっていますが、、この風景もほんとにある意味
良し悪しなんですが・・

中央奥はヤマシャクヤクのお花の山 「時雨岳」です。
今年も「君は桃になった!」ヤマシャクヤクに逢えるかな?


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霧立 扇山方面でしょうか?
いや 霧立尾根は、、まだ向こうでしょう!


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もう少し展望があけると・・
左端に歩き始めた銚子笠、中央が白鳥山、右側が時雨岳

禿山が、、木々に覆われまでに地すべりが起こらないとよいのですが・・


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さて、、最後の小ピークに登り上げ・・・
キツいぃぃ~~!

すでに視線は上を向けない・・・


最後のピークを越え・・
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不土野峠に降りはじめると・・・素敵な林が広がっていました。(^^)
癒されます!(^^)


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やったね!! 不土野峠1060mに抜けました。
山友さん ついに九州山地 霧立尾根から向霧立周遊
完歩達成!!  おめでとう! (^^)


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不土野峠のヒノキの植林地に埋れんばかりの立派な林道開通記念碑
道路からはまず見えない状態になっています。

向かい側には
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これまた立派な県境 不土野峠の碑
こちらも回りはブッシュ化に埋れていきそうです。

さぁ良く歩きました。お疲れ様でした。
お互い日帰り山行しかできない環境ゆえ、期間を要しましたが
無事、山友さんのぐるり周回の完歩にお手伝いできました。

すでに次の縦走路が彼の頭には刻まれているようです。

花を追いかける山行も割り込ませながら限られた時間を有効に使い
次なる山歩きを楽しみに・・

九州山地の南部を歩き回りいろんなシーンでピークを望ませる
江代山も今日はとても印象に残りました。
新道も出来た事、、馬口山と江代山をツツジのコラボに合わせ
行ってみたくなる山歩きでした。

平地では終わり始めたミツバツツジも山はこれから、、
ヒカゲツツジにアケボノツツジのコラボを狙うのも楽しいですね!
そしてシャクヤクやシャクナゲと・・お花が続きます。

みなさまも楽しく山を遊ばせていただきましょう!

では、、また!パーパーパーパーパー