ここしばらく、、お天気もはっきりしない九州地方、、、
気温こそ南九州らしく最低・最高気温が二桁にあがっています。お天気は悪くても、、この暖かさなら、、山は「マンサク」や「キリシマミズキ」も蕾が緩み始めるなぁ~!と思いつつ・・このお天気では徘徊もままならず・・
たまには「焼酎の話」もしなくては・・・
今日も遠く東北の街から、、焼酎の問い合わせ! 世間話の合間にも垣間見える日本各地の「焼酎事情」・・・。いろいろあるようで、、、 ここ「地元」鹿児島でも、こんなブログでは書けない「裏事情」もいろいろあるのですが・ <ましてや、私は売る身>・・・
画像はご存知、屋久島 三岳酒造<三岳>
この<三岳> いまや鹿児島の「さつま焼酎」では1,2位を争う人気者!!
その昔から言われていた鹿児島の3M(森伊蔵・村尾・魔王)などは、市場ではずいぶんと話題を潜め、今はたぶん一番、引き合いの強い焼酎かもしれません!
今日もいろんなお客様と話しにでたけど・・・ ふと、考えた・・・
なぜに、、この三岳 こんなに人気なのか・・!?
来店客の半数は、、<三岳>をお尋ねになる・・ うぅ~ん! 不思議・・
あらためて思う・・・
焼酎<三岳>は、、30数年前にさかのぼる・・・
蔵元である「三岳酒造」さんは、、もともとは鹿児島の姶良郡にあった某蔵元を買収して、現在の屋久島へ移転され、<三岳>という焼酎を発売された。
ネーミングの由来は、かの有名な「屋久島の3岳」 (宮之浦岳・永田岳・黒味岳)に由来して屋久島を代表する「さつま焼酎 三岳」とあいなった。
特筆すべきは、その仕込水・割水」ともに屋久の水を使っていることにあるのだが、、事実それが販促ポリシーでもあった。水の良さが焼酎の旨さ! これは確かに重大要素ではある。
鹿児島の地焼酎ほどの「ガツん!」とくる芋焼酎の感じはなくて・・言わば柔らかく飲みやすい!お湯割りにすると、、ほのかに優しく芋焼酎が味わえる!
そんなところが大いに受けた!!そうなのかもしれない・・・。
ブームとは怖いもので、、今や10数年前に始まった「焼酎ブーム」の波に乗り「一大ヒット!!」とあいなった。
もうすでに、ブームこそ去って・・沈静化した今でも、凄い引き合いの焼酎だ
当時(発売当初から、この焼酎ブームにいたるまで)を思うと、、棚に置いてあっても そう手にとられる焼酎ではなかった。 蔵の営業の方々が必死になって買ってもらおうと尽力されていたことを今でこそ思い出すが・・今は引く手あまたの「三岳」
株式会社<日本>も倒産寸前の不景気ななか、焼酎業界もブームが去り、どこの蔵元も出荷不振・アルコール離れの今日に・・・蔵増床、出石数を増やした<三岳>
いやはや、ブームに流行!!とは・・実に恐ろしい、、、
こんなご時勢においても、何かがヒット!すれば・・爆発的に売れる!!
「発酵食品」の素晴らしさも取り上げられ、最近は「塩麹」も大々的に巷の噂とヒットを呼んでいる。
数少ない「三岳」にやっきにならずとも、これに変わる、もしくは上回る焼酎も数あれど・・・
悲しいかな、、流れには・・逆らえないのかなぁぁ~!
さてさて、、地元 必死な各蔵様方 ともに頑張りましょうぞ!!
今日の焼酎屋の・・独り言、、
PS おことわり
この記事は焼酎<三岳>を販促するものでも、宣伝するものでもございません!
あ~したぁ 天気にしておくれぇ~~! 山、山っ!