少し前になるが、懐かしい友人に会った。
出会いは大学生の頃。
なんで仲良くなったのかは覚えてない。
でも、自然と一緒にいた。
"岩手訛りが抜けない、目が優しく熱い野球少年"
という印象のやつだった。
彼はある日"小学校教諭になる"と言って
初等教員免許がとれる大学へ移っていった。
寂しい気持ちはあった。
でも、あいつは夢を必ず叶える男だ。
みんなで笑って送り出した。
しばらくして彼が教員になったことを知った。
さすがだよなと褒め称える言葉を肴にお酒を飲んだ。
そこに至る道のりが並大抵ではないことは容易に想像がつくが、
彼の苦労は彼にしかわからない。
安い想像なんてなんの意味もなさない。
ただ、彼が笑顔であること。
それがなにより嬉しかったし、それだけで十分だった。
そんな彼との久々の再会。
FBなどでなんとなくは知っていたが
彼は教員をしながらヒマラヤに登ったのだという話を僕にしてくれた。
雲は虹色に輝くことも
癌で余命宣告を受けた仲間の話も
たっぷり、たっぷりと話をしてくれた。
そして
僕に一冊の本を渡してくれた。
癌で余命宣告を受けた友人ジーンと2人で、様々な葛藤を越えてヒマラヤ登頂を果たしたノンフィクションの話。
彼が歩んだ道のりが僅かばかり、でも濃密に記された一冊。
岩手の久慈出身の彼の本は、東北沿岸部の図書館などを中心にいろいろなところで読むことができるとのこと。
ぜひ探してみてね★
本の良さは、自分にない経験すらも、自らの糧の一部と出来ることなのどなと再確認をした。
江田ちゃん、ありがとう!
ヒマラヤに登る景色は体験出来てないけれども
そこで見たであろう様々な景色や息遣いは
僕の脳裏にどこまでも広がっていったよ!
また、飲みながらでも熱い話をしよう!
おしまい
和輪羽
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