ねぇ  あの日の誓い
交わしたキスを  覚えているかしら?
もう  叫んでみても
届かない声が  枯れ果てるわ


あなたの願いを  今から
叶えてあげるわ  そこで見ていて
冷たい指先でいいから
骨が軋む程  抱き締めて欲しい


復讐に駆られたBRIDE
純白は赤を啜り  黒へと染められる
慈悲も哀れみさえ  要らない
赤い糸が絶ち切れても
二人を繋ぐ鎖があるから




聖なる神よ  偉大なる天使よ
私を見限って堕として
あの人を救えなかった
その罪を購うまでは
何にも  誰にも  赦しは乞わないわ




静寂に溶けたBlood
これから向かう先に
たとえあなたが居なくても
私はあなたのものだから…

復讐に駆られたBRIDE
漆黒のドレスであなたへ
葬送の祈り捧ぐわ
その魂が安らかに在るなら
果てない苦痛を
この身に受け止めるの

厭わない  何も
あの愛の為ならば









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またひとつ咲いた花
予感がするの
恋心  準備OK?
始まりの予鈴が鳴る




トクリ トクリ音を立てて  不安と
期待が混ざり合っている
いつも見てるこの景色も  ちょっと
違うく見えて見知らぬ景色みたい


友達とふざけて笑うあなたに
眼が離せなくて  でも赤くなった頬
隠せない



春爛漫の陽気に
負けないほど温かい気持ち
またひとつ咲いた花
予感がするの
恋心  準備はいい?
始まりの予鈴が鳴る




「もっと側に行きたい…」
日を重ねる毎に欲張り増して
見つめてるだけなんて
今日からはもういらない
一歩を踏み出せ!



またひとつ咲いた花
予感がするの  もうすぐ
君と私のプロローグ…

本鈴が開始の合図
あと5分
恋心  準備はいい?
始まりの予鈴が鳴る








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冬の終わり  春の始まり
あなたの隣  今は誰が
その手をとって
微笑んでいるのでしょう…?




あんなに冷たかった雪は
ピンク色の花吹雪に変わる3月
「また会いましょうね」も
「これからよろしく」も
私たちの間にはなかった


張りつめていた感情に
言葉は出なくて
背を向けるあなたの腕をとれず
行ってしまう  行ってしまうのに
一歩も動けない…
代わりに溢(こぼ)れた一雫



好きだった  好きだった
本当は今でも好きなの
だけど  ゙もう手遅れ゙も知ってる
振り返る  過去の中
触れ合った温もり探して
「もう一度…」と唱えてはみても
一枚(ひとひら)  花びら落ちるだけ








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