できないことをできるようにするためには、相応の苦しさがある。

 小さな変革を自分の中で起こさねばならないからだ。

 それは知識だったり考え方だったり……たくさんの事物である。

 

 そして、

 

 

 これを定着させることは十二分に難しい。

 

 自分を変えることは難しいのは当たり前である。そしてそれが苦しいことも当たり前である。

 問題は、「やり続けるかどうか」

 

 結局のところ、その差でしかなくそれ以上でもそれ以下でもない。

 だからこそ、挫折の対処が最重要事項になる。

 

 だが、多くの人間──わたしも含んで──は、その目先の大きなできるできないに囚われて、完璧主義に陥って、結局は向いてないんだと諦めてしまう。

 

 小さなことから褒めるのはそれが愚直で唯一の方法であるからだ。目先を気にする人間は、目先の小さな幸せを無碍にする。物事にはすべてに因果があるというのに、自分はその輪廻から外れてしまっているという烏滸がましきものまでいる。

 

 わたしはこれを戒めとして、前に進まねばならない。