ブログ再開の挨拶

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

ブログは以前書いていましたが、諸事情の理由でもう10年以上も休止したままになっています。

読者の方には大変に勝手な事だと申し訳なく思っています。

 

ここで真意一転、ブログを再度、開始しようと思っています。

コロナ禍という特殊な時代に入り、「コロナ経済学」と言う新しい学問が芽生える時代背景もあり、労働市場もこれまでと違った構造改革に取り組む必要が出て来たように思われます。社会での様々な労働問題の議論に参加したいと言う思いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

私は、社会保険労務士の業務を行い20年以上も過ぎてしまいました。

労働基準法を主に法律の条文を熟慮する日々が続き、20年も同じことをやっていると、それぞれの条文に固有の香りを感じるようになっています。思いつくまま、感ずる事を書いてみる事にします。

 

私はこれまで労働法の紛争処理を専門として、以前、東京労働局で総合労働相談員の委嘱を受けていたこともあり、日常の業務はかなり多忙な毎日でした。

 

最近、依頼を受けていた業務の案件で処理したものを紹介してみます。

 

内容は業務中の交通事故で脳幹の損傷がみられる社員と相手方会社とが民事訴訟に発展してしまい、医師、弁護士とそして、私・社会保険労務士と役割分担があり、私は医師と連携をとり脳に関する医学専門書、論文を解読しながら、労災とどのようにかかわるかを書く必要性があり、全く専門外の知識が要求されてきます。医者は症状固定を認めていないが、労働基準監督署が一方的に打ち切った問題を扱っています。

第三者行為に労働基準監督署が係っていることも変則的な問題です。

また会社の顧問をしていると経済法に関するところまで相談を受ける事もあります。

 

人間一人で生きていると、誰にも相談できない事は「ごまん」とあります。誰でも辛いときに誰かと心のなかで対話をする「誰か」をつくらないと耐えて行けないのではないでしょうか。

 

私は業務で窮地に追い込まれると、「この世から消しゴムで自分を消すと瞬間にこの世から自分が消えてしまう」そのような方法があればどんなに楽であろうと思う事は何度もありました。

 

今回のブログでは、「労働基準法を散策する」という文章を主にして、日頃から考えている事を「午後のひとりごと」として書いてみたり、また業務中で知っていれば便利な「豆知識」等を書いてみたいと思っています。

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。