中学二年の秋から20歳の梅雨まで引きこもっていた僕。
自分を変えようと思った理由は、この生活に対して口出しせず黙って僕を信じてくれた両親に申し訳ないと思い始めたからでした。
そんな僕が大学に入学した3か月後人生で初めて彼女ができました。
死ぬにはかなりの勇気と行動力があればできます。しかし、少しの勇気と行動力さえあれば人生を良い方向にしていくことは可能です。
中学生高校生時代の引きこもり時期考えていたこと
中学二年生の秋から始まった引きこもり生活。
僕は学校に友達と呼べる人がいませんでした。
小学生の時は仲良くしてくれた友人も、中学生になってからはいじめる側になっていき、会話どころか挨拶するクラスメイトすらいませんでした。
高校生の時も同じ中学校卒業の子たちに、
“あいつは友達がいない、中学生の時は不登校だった”
と言いふらされ最初の一か月は仲良くしてくれたクラスメイトもあっという間に離れていきました。
この経験から、
“一生このレッテルを貼られた状態が続く、どこに行っても味方になってくれる人はいない”
と僕は考えていました。
時には包丁を自分のお腹やのどに向けて構えたり、ロープを首に巻いてみたりかなり精神的に病んでいました(笑)
“死んだほうが絶対に楽になるはずだ!”
とばかりを信じていました。
中学高校時代は所属しているコミュニティーがとても狭いです。
その狭さが理由で僕自身どこに行って敵しかいないと思っていました。
外の世界に目を向ければ人生をリセットでき、過去を理解してくれる人にも出会えると僕はこの時まだ全く気付いていませんでした。
20歳の誕生日、とうとう成人になってしまったという気持ちとこのままでは良くないという気持ちがだんだんと出てきました。
決め手となった理由は僕の将来を心配する二人の会話がたまたま耳に入ったからでした。
両親は、学校であった話、テストで良い点数が取れた話などを期待して産んでくれたのにこんな親不孝な人選はだめだと自分を責めました。
大学デビューで入学3か月後くらいに最愛の彼女ができる
猛勉強の末、高校卒業程度認定試験、大学の試験ともに短期間で合格することができました。
第一志望の大学は落ちてしまいましたが、お金のこともありそのまま受かった大学に入学しました。
地元を離れ地方の私立大学に入学。
地元を離れた理由はこちらをご覧ください↓↓↓
この選択は大いに正解でした。
見た目はそこまで悪くはない(というよりもファッションなどの勉強も頑張った)状態にして少しチャラ男みたいな恰好をしました。
完璧に大学デビューみたいな感じですね(笑)
大学では、授業、アルバイト、サークルなど人に出会い話すことが多かったです。
中学高校の時と違い大学では、ナンバーワンの人間、もしくはクラスで権力を持つグループが取り仕切ってまとめることはありません。
大学は比較的人間が大人しくなります。
また、大学はナンバーワンではなくオンリーワンの人が人気者になれます。
人間関係を良くするように気を配ったり誘われた遊びは基本全部行ったりしました。
そんな生活をしているとお金がすぐに無くなりアルバイトをしないといけない状況になりました。
絶対接客業をすると決めており、たまたま求人誌で目に留まったバーに応募しました。
無事に採用されて2回目の出勤でお付き合いすることになる人と出会いました。
彼女は当時大学4年生。
通っていた大学はまさかの僕と同じ学校でした。
学校が同じことから話も弾みその日にメールアドレスを交換し後日遊びに行ったり学校で昼食を食べたりしました。
2浪したの?という答え難い質問もかなりされたりしましたが、適当にやり過ごす感じでした。
周りからは恋人にしか見えなかったみたいでいつの間にか彼氏彼女に関係になっていました。
緊張バクバクの引きこもりのカミングアウト
彼女にはどうしても自分の過去を伝えたかった。
しかし、嫌われるのではないかとか捨てられたらどうしようなどの思いがありなかなか伝えることはできませんでした。
伝えれたのはクリスマスの日でした。
僕の過去に少し戸惑った様子ではありましたが、そんな僕を彼女は受け入れてくれました。
受け入れてくれた理由は、
“過去は過去”
だそうです。
大学生だからかどうかは分かりませんが、中学高校の時と違って大学のコミュニティーは大きくなります。
いろんな人に出会い、いろんな経験をして今までの常識がこれからの非常識になることは大いにあり得ます。
彼女の言葉はこれからの自分に勇気と希望を与えてくれたように思います。
読んでくださってる方の中には“たまたまいい人に出会えたからだ”とか“お前だからだろ”と思ってる方もいると思いますが自分から何かアクションを起こさなければこのような経験はできません。
僕は自殺まで考えていましたが、自殺にはかなりの勇気と行動力が必要です。
やはり死ぬのは怖いです。
しかし、人生を変えるには少しの勇気と行動力があれば可能です。
今は怖くてもほんの少し勇気が出たらまずは小さな一歩から踏み出してみて下さい。
「道のありがたみを知っているものは、道のないところを歩いたものだけだ。」
by 大島亮吉