ツイッターにも書いたけど、先月の30日は陰陽座のライブを弦楽器隊トリオの故郷である八幡浜に見に行きました。


これまで彼らが愛媛でライブをやる時はいつも松山でやってたけど、今回のツアー“絶界の鬼子母神”はコンセプトアルバムでもあるニューアルバム「鬼子母神」の世界観をステージで演出するため、全箇所ライブハウスではなくホールで組まれていたのと、満を持しての故郷八幡浜でのライブという事で八幡浜文化会館(ゆめみかん)での愛媛公演となった。

客層を見てもサロンキティでやる時以上にメンバーの親族や故郷の知り合いだと思われる人達が多かった。


ライブの本編は2部構成で、第1部はMCも煽りも入れる事も笑顔を見せる事も無く、ハードな曲もしっとりとした曲もアルバムの世界を淡々とストイックに完全再現。

実はまだアルバムを聞いてなくて、どんな曲が入ってるのかとか、アルバムを通してどういうストーリーが展開されているのかを全く分からないままライブを見に行った(笑)。

だから、あのライブの醍醐味の半分も味わえなかった。

でも何だか分からないけど引き込まれていき、アルバムをちゃんと聞き、なおかつ瞬火さんの書いた脚本もちゃんと読みたいと思った。

今回のライブの唯一の心残りはアルバムも聞かず、脚本も読まず見に行った事。


第2部と4度に及ぶアンコールは、ステージングもMCもいつもの陰陽座らしく躍動感とエンターテイメント性に溢れていた。

初めての八幡浜での帰郷ライブという事もあり、メンバーもファンも気持が盛り上がっていた。

メンバーで唯一愛媛出身ではない黒猫さんも本編のラストで感極まる場面もあった。

この日は本当に八幡浜の人達が羨ましかった。


音楽やロックやライブをやる側としても見る側としても、淡々としてストイックである事も、躍動感やエンターテイメント性にあふれる事も、僕がライブに求めたり目指したりしている物であり、それが今回のライブだった。