仕事(八幡浜まで行ってました)の帰りに双海のシーサイド公園に寄って帰った。
既に日は沈みあたりは真っ暗で誰もいなかった。
朝や昼間や夕暮れ時のこの場所は何度も立ち寄ったり前を通ったりしてきたけど、同じ場所でも夜になるとそこは別世界。
何だか違う場所にやってきたみたい。
ここ数年間のいつの間にか、シーサイド公園は夜になると設置されたライトで恋人岬の石碑が照らされるようになっていた。
照明装置には赤、青、緑の3色(光の3原色)のライトが付けられていて、それらが付いてたり付いてなかったり、付いている時もその光の強さによって、辺りが照らされる色が、赤、紫、ピンク、青、緑、黄色、オレンジに変わっていった。
石碑も、石でできたテーブルと椅子のオブジェも、石畳の道も、砂浜も、波打ち際も、たった3色のライトでグラデーションの上を何周も歩くように彩られていた。
そこはまるで闇色の海にぽつりと浮かぶ小さな光の島・・・。