昨日は待ちに待った松山でのJBLの試合、日立サンロッカーズvsパナソニックトライアンズを見に行った。

俺が試合会場に着いた時には、昨日の試合のパンフレットが残ってなかったのが残念・・・。


“Mr.サンロッカーズ”こと裕一先輩が昨シーズンを最後に引退したのは淋しいけど、それでも俺は今でも日立のファン。

昨シーズン終盤に怪我をしてからずっとリハビリだった佐藤も先週から戦列復帰。

4年前に今治に試合を見に行った時は負けたけど(その時の相手もパナソニックやった)、今度こそは目の前で日立の勝利を見たいと思っていた。


試合開始前、両チームの選手紹介があったけど、日立の選手が並んでいるのを見て4年前とはチームの顔ぶれが大きく変わってる事を改めて感じさせられた。

あの時もいた選手は、佐藤、大屋、上山だけ(山田はリハビリのため、今回の遠征には参加していない)。

あの時は主力選手に裕一先輩や五十嵐、テイト、斉藤さんがいたなぁ・・・。

まだ穣次や酒井が入る前やった。


ほとんどの選手の身長が180~190代で、日立の穣次やスミス、パナソニックの青野やカスタスといったインサイドの選手は2メートルを超えている。

192センチの大屋は間近でみると本当にでかいけど、選手が一同に揃うと普通に見えてしまう。

170代後半はある佐藤や西村もその中では小さく見える。



両チームのスタメンは、

日立サンロッカーズ(西村、松井、小林、穣次、スミス)

パナソニックトライアンズ(木下、永山、広瀬、カスタス、青野)


第1ピリオドで日立はいきなりチームファウルが5つを超えた。

シュートも中々入らず、アウトサイドシュートに定評のあるガード陣やシューター陣にも当たりがこない。

逆にパナソニックは内外角からどんどん得点を重ねたが、特に広瀬のシュートの当たりが良かった。

永山さんは連続3ポイント、ポイントガードの木下も自ら得点に絡み、インサイドでも青野とカスタスが健在。

9-27というこの時間帯では有り得ないスコアで第1ピリオドを終えた。


第2ピリオドになり、日立はポイントガードを戦列復帰して間も無い佐藤に代えてから、ボールがよく回るようになり、第1ピリオドが嘘のようにどんどん得点を重ねていった。

日立は穣次とスミスのインサイド陣も得点とリバウンドに絡み、流れが良くなっていた。

対するパナソニックも得点を重ねていったけど、10点差まで追い上げ33-43で前半終了。


後半開始時には上山以外はスタメン(西村、松井、穣次、スミス)に戻したけど、この日はポイントガードの西村がどうもらしくなく、ほどなくして佐藤と交代。

フリースローのチャンスを物にして点差をさらに縮めていき、50-55の射程距離の5点差まで詰めて第3ピリオド終了。


第4ピリオドはその5点差を日立が喰らい付いては、パナソニックが引き離す粘りの時間帯だった。

西村も要約数少ないチャンスで3ポイント、ドライブインにと持ち前の爆発力のあるアブレッシブなオフェンスを見せた。

同じガードのシュートでも、シューティングガードは例え外してしまう事はあっても攻め達磨となり成功本数を、ポイントガードは例え少ないシュート本数であっても成功率を求められる傾向があり、そのポイントガードの確実なシュートが試合の鍵になる事も少なくないが、西村はこの勝負所の場面で果敢にそのチャンスを物にした。

しかし、対するパナソニックもアシストで周りを活かす事にも自ら積極的に得点に絡む事にも共に定評のあるアグレッシブなポイントガード木下も嫌な場面で決めてきた。

射程距離であるはずの5点差が本当に遠く感じた。

両チームともに後半のチームファウルが5つを超えていて、佐藤はパーソナルファウルが5つなりファウルアウトしたけど、4ファウルで後が無くなってからの佐藤の木下に対するディフェンスは勝利への執念すら感じた。

残り1分を切り、日立はファウルゲームをしかけるが、パナソニックは木下がフリースローを着実に決めていき、72-79で無情にもブザーが鳴り試合終了。


昨日の試合は、審判のファウルのジャッジに対し、日立の小野ヘッドコーチは試合中かなり抗議してたなぁ。

小野さんの声がよく聞こえた。

テクニカルファウルを取られるのではないかと心配になるくらいやったけど、俺も審判のジャッジに対して「え?」と違和感を覚える場面があったのは事実。

確かあれはスミスに対してのファウルがあったのではと思ったのに、ノーファウルやった所。

他にも「それは無いやろ」という場面があったような気もする。


前日の宇和島での試合と合わせ、パナソニックに2連敗。

4年前と同じく、日立の勝利を同じ空間で味わう事ができなかった。

パナソニックの選手は観客席の前をぐるっと1周してファンとハイタッチ。

日立の選手はコートサイドに座り打ちひしがれていた。

この日はパナソニックのホームゲームではあったけど、パナソニックの勝利を称えるように会場のBGMに流れた「TOP GUN ANTHEM」のスティーヴ・スティーヴンスのギターのフレーズが残酷に聞こえた。


第1ピリオドの点差がかなり響いたと思う。

でも、佐藤のリハビリが間に合って良かったと思った。

個人的にも佐藤のプレイを生で見たかった。

復帰早々の先週の東芝との2連戦と一昨日はプレイングタイムはそれぞれ5分くらいやったけど、昨日の試合は20分以上はあった。

シュートの当たりがなかなか来なかったけど(3ポイントが1本、フリースローが2本の計5得点)、彼が入るとボールがよく回るようになったり、流れがよくなったり、パスやディフェンス、ポジショニングにおいての抜け目の無さに、センスの良さや絶妙な上手さを感じさせてくれる。

昨日は残念な結果ではあったけど、佐藤の復帰を感じさせてくれた試合やった。

これで他の怪我人(特にフォワード陣に多い)が復帰して全員揃い、昨シーズンの雪辱を晴らして欲しい。

年明けにはオールジャパンがある。


試合のいい写真が中々撮れなかった(気に入らなくて保存すらしてなかった)から、送迎バスの名前の所だけ撮って帰りました(笑)。

TACASHIの青い夜空の海の追憶