昨日はサロンキティにライブを見に行った。

もしかすると、サロンキティに行くのは今年に入ってからは初かもしれん。

俺の記憶で最後に行ったのは、去年の12月のKUMA ALL STARSかな?


昨日は5バンド出ていて、何とそのうち3組(THE SYNDIKATE 7、RODEO FIXER、BRIAN TONIC)が俺も前からお気に入りのバンドやった。


Bationと血の味ドロップは初めて見たけど、血の味ドロップは昨日の出演者で唯一のビジュアルバンド。

ビジュアル系好きとしては気になったバンドで、紅一点のボーカルのくるうさんはステージングやMCがどこか陰陽座の黒猫さんに通じる者を感じた。



3番目のBRIAN TONICは2月に星空JETTで見て以来。

疾走感とドライブ感とラウド感がありながらも、どこかクールで軽快さもある。

昨日はいつもに増して、マサト君と上甲君のギターがキていた。



4番目のRODEO FIXERは10月にサロンキティで見て以来。

当然あれから新曲も増えていたが、後半はアルバム「Good morning,Japanese people」からの選曲やった。

ラストの「絶頂ダディ」のサビではYUUKI君からマイクを渡され俺も歌い(叫びに近かった)、マイクを戻したら今度はYUUKI君がマイクを持ったまま顔を近づけてきたから、BON JOVIの「LIVIN' ON A PRAYER」のPVみたいに2人で一緒のマイクで歌った。

この時点で、ここのところ冬眠気味やった俺のブチ切れロック魂に火が付いてしまった・・・。



トリは元KATZEの“歌うベースマン”高山克彬さん率いるTHE SYNDIKATE 7。

彼らの来松は去年の7月以来。

今回の松山の参加メンバーは去年と同じく、太鼓隊に香さんとまーちゃん、ベースにタケヒロさん。

1年ぶりの松山にやる方も見る方も待ち焦がれていて、それを解き放ってなんぼのライブとなった。


KATZE、LAV、N☆M☆A、ソロを経て、TSK7を3ピースバンドとして結成し、メンバー脱退や克彬さんの弾き語りソロ、サポートを迎えての3ピース編成を経て、今のように太鼓隊を中心に、その時その時で参加するメンバーも変わる一般的に言えば異色な形態やスタイルになった今が、今までの克彬さんのキャリアの中で最もステージ側とオーディエンス側の一体感が強い。

今でもベース(スティングレイ)をステージで弾く克彬さんを求めるファンもいるけど、KATZEやN☆M☆Aでは中村 敦さんというフロントマンがいたからこそ克彬さんはベーシストとしていたわけで、元々克彬さんはベーシストやなくてボーカリストやったから、今ではベースではなく12弦ギターを弾きながら歌っているけど、これこそが克彬さんが長いキャリアを経てようやくたどり着いた究極のスタイルではないだろうか。


「Fuck'n Free Style」はお客さんもステージに上がって太鼓隊に参加できる曲で、今回ももちろん俺も叩かせて頂きました。

今回客席から参加したのは俺の他に、ブライアンのギターの上甲君、血の味ドロップのボーカルのくるうさん、そしてロデオのSATORU君のドラム教室のレッスン生の女性の方の4人。

今回はラクリマのLEVINさんばりにスティック回しもやってみようと思ったら、香さんから手渡されたのはドラムスティックやなくて分厚い紙で固めたバトンみたいな物やった。

それではスティック回しも出来なかったし、スティックみたいな跳ね返りが無いからダブルストロークも出来なかった。

でも俺はやりました。もといやりすぎました(笑)。

あの時ステージに立ってた俺の弾けっぷりは見た人にしか分からないかもしれない(笑)。

どうやらロデオの出番の時に、しばらく冬眠気味だった俺のブチ切れロック魂に火がついたせいでしょう。

そして、その火に油を注いで暴発させてしまったのがTSK7やったって事っすね(笑)。

克彬さんもステージで「アバンギャルドだなぁ・・・(^^;)」とか「色々な所を回ってるけど、こんな不思議な空気は初めてです」なんて言ってたし(笑)。


その後にやった曲は名曲「Super star」。

先ほどのアバンギャルドで不思議な(笑)空気をクールダウンさせたこの名曲は、"君だってSuper star

”、“誰だってSuper star”、“僕にはSuper star”と、誰もが輝けるかけがえのない存在だという事を歌っている。

TSK7のファンの多くが俺のように、KATZEやN☆M☆Aの頃からの克彬さんのファンではあるけど、この曲は往年のファンだけでなく、年代的にKATZEもN☆M☆Aも知らない10代や20代のファンからの支持も高い。

高校生がライブ会場でこの曲を聞いて涙を流したともいう。

過去の輝かしいキャリアがありながらも、それに固執せず新しい物を持って前進してる事を証明している名曲でもあると思う。



共演者としてではなく、お客さんとしてロックバンドのライブを見に行くのは本当に久しぶりやった(太鼓隊には参加したけど)。

来月はHIROさんのサポートが2本あるけど、昨日のライブを見に行って久々に火が付いたブチ切れロック魂を反映させようかな。

HIROさんにもサポートでもガンガン行って欲しいって言われてたし。

影役ぶりとアグレッシブさの使い分けや共存ぶりが、ステージに立つロックベーシストとしての俺の目指すスタイルの核です。

7月が楽しみです。


TACASHIの青い夜空の海の追憶-10612skpowers