数日前に時効が廃止になった。
罪状によっては時効廃止とまでいかなくても、時効期間の延長が認められた物もあった。
今でも未解決のままの事件、未解決のまま時効を迎えた事件。
今でも失われた多くの魂が報われぬままでいる。
解決したからといって失われた物(命、日常、未来、身近な幸せ・・・)なんて戻らない。
残された人達の心の傷も癒えきったりなんかしない。
ニュースを見ていても事件が起きてから10年以上経つのに何の手がかりも進展もないまま時効が近づいてる事件もある。
時効までまだまだ時間があっても、時間は無情に流れゆく物。
時効が廃止になった今でも、理不尽に奪われる魂は後を絶たない。
それでも時効が廃止になった事により、失われた魂が少しでも多く報われるようになる事を祈るばかりです。
CRYSTAL EDGEの「導火線に火をつけろ!」の詞は俺が書いた。
今回の時効廃止は、まさにこの曲で訴えたい事が現実となったと思った。
“誰かまかせのままじゃ 何も変わりはしない”
俺は時効廃止には賛成ではあったけど、そう望むだけで俺自身は何もしていなかった。
結局誰か任せのままで祈るばかりだった。
そういう人達はきっと俺だけではないはず。
でも、誰か任せのままで済まさないために実際に動いてる人達がいた。
きっとその人達の中には、深く悲しみ傷ついた人達もいる事であろう。
俺が何かをした訳じゃない。
でも、この詞を書いた事、その上で祈ったり憤ったりした事が1つ報われた気がした。
導火線に火をつけろ!
作詞:TACASHI / 作曲:SHINPEI・SARIA
朝一のワイドショーでも
交差点(スクランブル)の電光板にも
連日繰り返し流れてる
聞き飽きたMad News いい加減にしてよ!
こうしてお気楽に お茶してる間に
遠い空の下 誰かが泣いている
罪なき魂が 理不尽に殺められてる
正直者が報われず バカを見る
明日は 我が身かもしれない
四六時中 気が気でない
青天の霹靂のように
平和ボケした日常を
脅かすように流れ出す
ふざけたMad News いい加減にしてよ!
平気なふりして 隠そうとしても
誰もが 悲しみ傷ついた目をしてる
正義や真実は 一体どこへ行ったの?
愛情や思いやりも 見る影も無くなったの?
誰かまかせのままじゃ 何も変わりはしない
小さな事でも きっと何かを変えられる
その気にさえなれば 変えられるはず
導火線に火をつけろ! Right Now!