今月リリースされたNeedless Lyricsのデビューアルバムをやっと買った。
タワレコ限定やけん、今日仕事で新居浜に行っとったけん、イオン新居浜の中にあるタワレコで買った。
今でも松山にラフォーレがあったら、ラフォーレの中のタワレコで買えたのに・・・。
メンバーは
Vo:坂上瑞紀(ex.e.mu)
G:佐藤大介(ex.e.mu,ex.ACID)
B:甘利遊汰(ex.SOLID,ex.ACID)
Ds:早川誠一郎(ex.ACID)
2006年9月のライブでボーカルの淳平君とギターの昌満君が脱退したACIDが(そのライブが事実上、ACIDのラストライブとなった)、新ボーカリストに大介さんのe.mu時代の盟友の瑞紀さんを迎え、ACIDではなく新たなるバンドとして結成されたのが、このNeedless Lyrics。
瑞紀さんはe.mu解散以来、6年ぶりの復帰(それまでは地元函館でたまにちょろっと歌う事はあったらしいけど)。
当初は、ACIDという名前で続けていくつもりだったが、、瑞紀さんを迎えた事により新バンドNeedless Lyricsとして新しくスタートする事にした決断は、このアルバムの中から先行配信された3曲を聞けば頷けた。
モダンヘヴィネスやエモーショナルロックに根ざしてたACIDとは、明らかに別物。
あくまでお歌詞に込めた想いを伝える事にウエイトを置いて創られた事と、瑞紀さんの声を意識した故に、ACIDの時のようなへヴィなサウンドではなく、ポップさの方が際立ったサウンドに仕上がっている。
それ故にACID時代からのファンの間では、当然賛否両論がある。
俺も否定はしなかったけど、戸惑いはあった。
瑞紀さんと大介さんは共にe.muのメンバーだったから、e.mu時代からのファン(ACIDファンの中にもe.muから流れた人達もいる)からの期待や称賛の方がやはり大きい。
アルバムがリリースされる前はボーカルが誰かは明かされてなかったが、先行配信された3曲を聞いた時点で声で瑞紀さんやと分かった人も沢山いた。
俺もパッと聞いた印象は後期のe.muのような感じやと思った(俺はハードロックを基盤にした初期の方が好きだった)。
ACIDは最後のアルバムがへヴィなサウンドは健在しながらも、歌詞を重要視したアルバムだった。
乱暴な括り方をすると、後期のe.muのポップ感と瑞紀さんの声に、後期のACIDの歌詞へのこだわりや思い入れが、Needless Lyricsに反映されたようにも感じる。
ACIDがボーカルが淳平君だからああいう音楽だったように、Needless Lyricsはボーカルが瑞紀さんで、大介さん、遊汰さん、誠一郎君と一緒にやるからこういう音楽になったのも当然なのかもしれない。
ACIDや初期のe.muの感じが好きだったから、戸惑いを感じる部分はあったけど、聞けば聞くうちに味が出てきた。
もちろん、e.muやACIDではなかったタイプの曲もある。
e.muでは作詞は瑞紀さん、作曲は大介さんのパターンやったけん、Needless Lyricsで瑞紀さん作詞の曲を遊汰さんが作曲したり、自分ではなく大介さんや遊汰さんが書いた詞を瑞紀さんが歌っているのも不思議な感じがした。
元e.muと元ACIDのメンバーによる、e.muでもACIDでもない新しいバンド。
それがNeedless Lyrics。
今後はどんな感じの楽曲が生まれ、どういうライブをするかはまだ分からないけど、楽しみなバンドです。
やはり、俺的にはハードな曲や、大介さんのテクニカルなギターソロも今後増やしてほしいと期待してしまう。
もちろん、歌詞を大事にした上で。