日本のロックシーンにおいて、欠かせない存在であり続けた忌野清志郎さんが亡くなられた。
この数年、癌の闘病と復活を繰り返していた清志郎さん。
奇しくも、Xのhideさんが亡くなられたのも5月2日。
今にして思うと、hideさんもロックに対する情熱と信念、見る人聞く人を楽しませる個性ややんちゃぶりにアイデンティティを確立していた辺りに、清志郎さんに通ずるものを感じます。
BOOWY以前、BOOWY以降という言葉が日本のロックシーンにあるけど、前者を代表するバンドとして清志郎さんのいたRCサクセションも挙げられる。
RCやソロ活動にとどまらず、坂本龍一さんとのジョイント、タイマーズ、篠原涼子とのジョイントなど、様々な形態で清志郎ワールドを繰り広げていた。
BOOWY結成前の氷室京介さんは音楽を諦めて群馬に帰ろうと思っていた頃、RCの日比谷野音のライブを見て音楽を続ける事を決意したというエピソードもある。
ウルフルズのトータス松本さんは初めて買ったレコードがRCの「雨上がりの夜空に」だったという。
僕の知り合いのミュージシャンでも、年が20近く上の人の中にはRCをリアルタイムで知り、当時衝撃的だったと言ってる人達もいる。
僕も仲良くさせて頂いてるララナカヤさんは、ロックや音楽のスタイルやスタンスに清志郎さんに通ずる物を感じます。
ついさっき、清志郎さんの訃報に驚いた事をララさんにメールしたばかりです。
去年、そのララさん主催のイベントで対バンさせて頂いた、くらっそうもその時「雨上がりの夜空」にをやってました。
その次の出番がクリスで、REBECCAの「フレンズ」を1曲目にやり、くらっそうのカクタス野本さんとも言ってたけど、ちょうど日本のロックの歴史的な流れにのっとった順序になってました。
僕の好きな日本のロックも、やはり清志郎さんが作った流れがあったからこその物といっても過言ではない。
改めてご冥福を祈ります。