今日は4月5日。

さて何があった日でしょう?

俺みたいな奴ならすぐ分かるはず。


だから、今日の夜はこのDVDを見た(もちろん完全版)。

TACASHIの青い夜空の海の追憶-LAST GIGS
21年前の今日がこのDVDに余すことなく収められている。


何度も言ってきたけど、BOOWYは俺がロックに目覚めるきっかけになったバンドで、その中でも特にボーカルの氷室京介さんの影響が大きい。


このライブがあった頃、俺はまだ小学生で、BOOWYのボの字も知らなかった。

その4年後に「MARIONETTE」を聞いて彼らの存在を知ったが、すでに解散している事を知るのはそれかれもう少し後やった。

俺くらいの年代のBOOWYファンは、解散してから知った人達がほとんどであろう。

今をときめく有名人で、俺と同い年のBOOWYのファンではBREAKERZのDAIGO(俺と同い年)がいるが、彼も俺と同じく解散した数年後に「MARIONETTE」を聞いて彼らを知りロックに目覚めたという。

俺の年代で解散しても新しいファンが増えるバンドと言えばBOOWYが相場やった(マニアックな所にいくとD'EALANGERとかDEAD END)。

リアルタイムでファンだった人にとっての定番が「B.BLUE」なら、俺のような後追いのファンは「MARIONETTE」が定番になってる節がある。


月並みな言葉だけど、解散しても熱の冷めないバンドです。

このDVDも久しぶりに見たけど、やっぱりかっこいい。

このLAST GIGSに関するアイテムは3つある。


1つは、ライブのわずか1ヶ月後にリリースされたライブアルバム。

中学生の頃、このアルバムと「SINGLES」をベストアルバム的な感覚でよく聞いていた。

本編で演奏された曲の中から12曲が収録されている。

当時からなぜこのライブが映像化されてないんやろと思っていた。


もう1つは、それから14年後に同じ曲目が収録されたDVD。

このDVDが発売が告知された頃、待ってましたという気持ちと同時に、全曲入れてほしいと期待してただけに、期待はずれな部分もあった。

でも、実際にみたらかっこ良かった。

音だけでは分からない、このライブで彼らの視覚的なパフォーマンスをやっと見る事ができた。


最後の一つ全曲収録の冒頭のDVD。

このDVDが出た頃には、もうあのライブからちょうど20年が経っていた。

あれから20年という時の中で、リアルタイムだった人も、俺のように後追いの人も、多くの人たちが待っていた。



最後に当日の氷室さんのMCで印象に残ったのをいくつか集めてみました。


「おまえらのために用意した最後の夜だぜ!」


「ここでスターティングメンバーを簡単に紹介したいと思います。

ライトを守ってます on Bass 松井恒松!

センター on Drums 高橋まこと!

日本にギタリストは腐るほどいるけど、こんなにかっこ良い奴はこいつしかいねぇぜ Crazy Guitar 布袋寅泰!

俺がうぐいす坊やの氷室です」


「どんな奴らが来てるか分からないけど、最後の夜がお前らでよかったと思います」


「この歌も今夜が最後だと思うとちょっと悲しいけど、BOOWYの最高の不朽の名作を送ります。

NO!(観客「NEW YORK!」)

NO!(観客「NEW YORK!」)

Alright! NO.NEW YORK!」


「最後に夢を見てる奴らに贈るぜ!」


「6年前に新宿LOFTでやった時、わずか30人か40人だったけど、やっぱりおまえらみたいなすげぇイカしてる奴らが集まってくれて、それがこんなに大勢いるなんて感激です」


「多分これから色んな人達がここで伝説を作っていくと思うけど、俺らはまだまだ伝説になんかなんねぇぞ!」


「もう一度メンバー紹介します。

6年間いつもすげぇ親父的存在で・・・別に年の事じゃねぇぜ(笑)。

すげぇ包容力の塊で、最高の男です。原始のドラム 高橋まこと!

シブい男です。

もう10年以上の付き合いで、ずっとよくしてもらいました。 on Bass 松井恒松!

アマチュアの頃からずっと知ってるけど、こんなかっこいいギタリストは日本にこれから出てこないと思います。

Crazy Guitar 布袋寅泰!

ふつつかながら、6年間ボーカルをやらせてもらいました氷室京介です!」


TACASHIの青い夜空の海の追憶-LAST GIGS カーテンコール