多文化共生リソースセンター東海のブログ

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事務局の河村です。
ご報告が遅くなりましたが、11月1~3日に「あいち多文化映画祭2014」を開催しました!キラキラ
3日間を通じて、延べ180名近くの方にご参加いただきました。
ご参加くださった皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。ニコニコ

1日目は北海道朝鮮初中高級学校を舞台とした「ウリハッキョ」と、沖縄からキューバへと渡った移民とその末裔たちを追ったドキュメンタリー「サルサとチャンプルー」の上映&交流会。

「ウリハッキョ」では、愛知県立大学教授山本かほりさんをゲストに迎え、朝鮮学校とその歴史的経緯についてご紹介いただきました。
【参加者の感想】
・学校の実際の様子、生徒たち・親たちの思いを知ることができた。多文化を大事にしたい。
・自分たちが日本だけの情報でいかに視野狭容に陥っているか思い知らされ、交流して理解し合うことの大切さを学びました。
ウリハッキョ


「サルサとチャンプルー」では、行政書士の松田薫さんとサルサダンス・インストラクターのレオさんをゲストに迎え、サルサのレッスンが行われました。
【参加者の感想】
・日系一世の人々を具体的に知るきっかけになりました。
・“日系◯世”の人々のリアルな声を聞いたのは初めてですべてが新鮮でした。
サルサ


2日目は日本へのデカセギ第二世代の子育てを追った「A Escolha」と、3.11での在日ビルマ人によるボランティア活動に迫った「すぐそばにいたTOMODACHI」。

「A Escolha」では、映画の監督である浜松学院大学教授津村公博先生と、出演者である吉田ガブリエラさゆりさんのトークショーが行われました。
【参加者の感想】
・在日外国人の方が置かれている世界がどのようなものかもっと知りたいなと思いました。
・結婚や出産に関する問題についてまったく知らなかったので、勉強になりました。
エスコーリャ


「すぐそばにいたTOMODACHI」では、NPO法人名古屋難民支援室の羽田野真帆さんをゲストに迎え、東海地域の難民についてのご紹介とワークショップを行いました。
【参加者の感想】
・当事者と直接話をすることによって、壁がなくなるように思いました。
・どんな国の方とも、普段の生活の中で自然に声をかけあえる世の中になるといいと思います。
ワークショップの様子


3日目はフランス・パリ20区にある出身国も生い立ちも異なる24人の生徒たちの日常を追った「パリ20区、僕たちのクラス」と奈良県大和郡山市を舞台に日系ブラジル人男児と少女の友情を描いた「茜色の約束 サンバdo金魚」。

「パリ20区、僕たちのクラス」では、中京大学教授渋谷努先生にフランスの移民の現状について、お話しいただきました。
【参加者の感想】
・同じ映画を見た方たちと感想を共有でき、また、他の方の意見を聞くことができたのも私にとっていい経験になりました。
・文化の差と個人の差をどこまで考えるかというゲストの方の言葉が印象的でした。文化の差でなく、一人ひとりとしっかり接することが大切です。教育現場だけでなく、どこの場面でもいろいろと考えるきっかけになりました。
・多文化の人々が共存していくことの大変さ。でも、自己紹介(想い、好き、嫌い)を通して互いを自分を知ることができる。多文化だからこそ成りえるアプローチがある。
パリ20区


「茜色の約束 サンバdo金魚」では、監督である塩崎祥平さんにお越しいただき、トークショーを行いました。
【参加者の感想】 
・とてもおもしろかった。メインのストーリーではなく、設定の中に「多文化」を入れているところに自然な印象を受けました。
・ブラジル人の生活が丁寧に描かれていて、よかったと思います。外国人が多くない地域でも、塩崎監督のように心に引っかかって取り上げれくださるのは、素敵なことだと思いました。
茜色の約束


今回の映画祭では、イベントを通じて新たな発見があったと回答してくださった方が全体の9割を占め、映画の上映が多文化共生の一面を知っていただくきっかけになったのだと実感することができました。音譜
当団体では、来年以降も引き続き「あいち多文化映画祭」を開催していく予定です。
応援よろしくお願いします。ペンギン