キーポイントは何なのか。

キーパーソンは誰なのか。

本、文章を読みながら考える。

同じように考える。



大学のキャンパスで、
授業で、

誰が話せそうで

誰がいつも一緒にいれそうで
誰が便利そうで




誰が私を好きか。




話の流れはどうでもいい。

焦点をしぼって人を見る。


そうやって
始まる大学生活は
はかなく平凡。


ケータイを握り締めて、
充電器を持ち歩いて
「飲み会♪」っと浮足たって次の日は丸一日寝る。


楽しく楽しく。





楽しいよ?
由衣自身、愛するとは何かをわかっている気ではいた。
周りはそこそこの恋愛経験はある仲間ばかりで自分もその気でいた。
人に好きだと伝える事が恋だと思い、携帯電話の待受画面を彼氏のプリクラにする事で自分の周りの世界に幸せ度をアピールする事がひとつのステータスだと躍起になる。

10分ごとに携帯のお知らせライトが点滅していないかチェックし、自転車を二人のりする。
「カレシがさぁ~」と気怠げに話し始める事がカッコいいと勘違いし、「あ、あいつ。別れた別れた。」と軽く口にして周りの過剰反応を待つような陳腐な経験しかしていない。

だが、
由衣にはそれこそが恋愛であり、全てであった。

毎日毎日、男、というよりは恋愛自体の事を考え、それを軸にして勉強と生活を成り立たせる。


世にいう恋愛至上主義という「恋愛」の文字に絶対の地位を与え、相手あってのものという認識は若干欠けているのだ。

ただ、相手に何かを求める事はあっても
相手を強く求める事はなかった。


それが何かを知るまで、あと1年はあった。


そう。雷が落ちるまでは、あと1年。





由衣はまだ、恋で泣いた事はなかった。


にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ←よろしくです。


s←早く忘れたいんだクリック!!
ヤツに会うまでの由衣は普通だった。
いたって普通。平凡で平均的のただの田舎の女子高生だった。

周りからは少し上の成績で高校を卒業し、ご近所からは評判の良い関西圏の中心の大学に合格し、普通に、いや、少し恵まれた環境で進学した。

恋も平凡だった。
好きな男にフラれたり、好きでもない男とままごとのようなキスを体験し、でも特別器量が良い訳でもなかったから男に抱かれた事はなかった。

由衣は自分は何も不自由だとは思わなかった。
自分は普通なりに普通に大人になるのだと。

由衣は決して地味なほうではなかったから、「大学デビュー」なんて恥かしい言葉に当てはまるつもりもなかった。

「大学行ったらサ、遊びに来てよ。関西弁の男つかまえて紹介するよ。」

それが由衣の口癖だった。


自信があった。

自分は田舎を出る事によって変わるのだと。
男を知り、成長していくのだと。



その自信はやがて砕かれ、そのままその破片は粘土のように柔らかくなり形を変えて由衣の内面にべっとりとへばりつく。


由衣18歳。
愛する事を未だ知らない初春。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

強い人間だと思っていた。

弱い人間だとも思っていた。

ヤツに会うまでは、

もっともっと自分に自信があった。


全てが変わってしまった。


今でも思う。

どうして無理やりにでも彼を抱かなかったのかと。

めいっぱいの根性をだして

勇気という名の鼓動を乗り越えて

何でも許される18才の私は、

どうしてあと15センチ、あの細くて長い体を引き寄せなかったのか。






悔やんでも悔やんでも



もとに戻らない時間。

ゆえに、もとに戻らない気持ち。


何かで守られてでもいるのだろうか。
透明で、でも強い膜で覆われる。



このまま、私はあの背中を想い、

届かなくても届くわけがなくても、

脳の色はヤツで染まる。



自分をコントロールするなんて無理だ。



彼を想って、今日も自分の中指を濡らす。

ああ、

このままペニスが生えて

男になってしまえれば。





ほんとうにほんとうに


忘れられない。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ全て。  全て。

こんばんわ。野洲レイともうします。
10代ではないす。

一人で違う土地で働いてます。
最近付き合ってた男と別れました。

悲しいのはその男のせいではなくて。

キスもしていない、昔すきだった人を思い出すから。

彼の写真と、彼の字を見て、

苦しくなりすぎました。

今更、友達にも吐き出せない。

どうしようもない。



ブログ、表現

いい時代になったもんにゃ。



よろしくです。


とにま、
って、とにかくまぁって意味って知ってた???
今日しったよ、やべーな。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ ↑とにま、張ってみたw